201528

運営委員会 作成

 

籾井NHK会長の一連の発言 等に関する

浜田経営委員長の国会答弁集成

 

 

- 予算委員会 -  平成260131

原 口委員 それを言い続けても、あなたがおっ しゃったことを、さっきなぜ冒頭に聞いたかというと、編集権を持っているのはあなた一人なんですよ。そのあなたがその方針を聞かれて、私的な意見を言いま した。あれは、では、これも撤回されるわけですか。撤回するわけですか。
  きのう、NHKの皆さんとのレクでは、あなたに確認をしていただいて、従軍慰安婦発言については撤回するということでした。まあ、一回撤回して、それで何 か済むという話では私はないと思うけれども。個人的な見解で通るわけないじゃないか。それは、会長、よくお考えください。
 番組編集権についてもおっしゃっているじゃないですか。「最終的 には会長が決めるわけですから」「そういう問題については、ちゃんと、きちんと私の了解をとってもらわなきゃ困る」、これはある意味正論ですよ、会長。会 長に責任がありますから。
  ですから、ガバナンスの責任の中心は自分にあるということを片っ方でおっしゃりながら、そしてほかは私的な意見だったというのは、これをごらんになってい る皆さんは納得いくでしょうか。私は、このことが不問に付されるということはあってはならないのではないかと思います。
  それで、経営委員長、きょうお見えいただいています。新聞には、安倍総理の任命責任を私が厳しく問うと書いてありましたけれども、私はそれだけではないと 思っているんです。今の経営委員を選んだ責任は私にもあるからです。私たちの政権のときにお願いをしました。ですから、経営委員長に伺 います。
 一月二十八日の経営委員会で御意見をおっしゃっていると思います。それは何に対しての御意見であって、ある意 味非常に異例な御意見だったと思いますが、会長のこの会見について何をおっしゃったのか、伺いたいと思います

 

浜 田参考人 お答えいたします。
  会長には、公共放送であるNHKのトップの立場にある会長が、議論が複数ある事項について個人的見解を述べたことは、公共放送のトップとして立場を軽んじ た行為であると言わざるを得ないこと、また、改めて御自身の置かれた立場を十分に御理解いただきたいこと、そして、しっかり説明責任を果たし、執行部一丸 となり、総力を挙げて事態の収拾に取り組んでいただくこと、それから、会長が再三再四発言されているとおり、不偏不党、公正公平の理念を改めて御認識いた だき、放送法の趣旨にのっとり職務を遂行していただくよう、強く要請をいたしました。
 また、あわせて、国民・視聴者の皆様に対して、今回の事態につきまして は、経営委員長として遺憾であると申し上げました。

 

 

- 総務委員会 -  平成260204

奥野(総)委員  質問する予定はあったんですが、NHKの目的というのは、公共の福祉のために、国際放送、国内放送をやると放送法に書いてあるわけですね。ですから、やは り政府との一定の距離をきちんと置かなきゃいけないし、そのトップたる者、きちんと、公共の福祉のために、受信料をいただいている国民の方を向いて発言し なきゃいけないと思うわけですね。
 ですか ら、私的な見解についてという話をされている、多様な意見を取り上げなければならないということはもっともでありますが、重ねて、こうしたいろいろな観点 から議論のある問題について発言したことについて、私は、きょうは撤回と言っていただけると思っていた、当然のごとく思っていたんですが、こうやって個別 に聞くと、撤回をされないということで、非常にがっかりいたしました。
  最後、きょうは経営委員長もお見えでございますけれども、今の御発言も聞いていたと思われますけれども、今回の会長の会見の発言について、経営委員会でど ういう議論があったか、そして処分についてどうされたか、そしてそういう処分をした理由、罷免に当たるのか当たらないのか、そういったことも含めて、お答 えいただきたいと思います。

 

浜田参考人 お答えいた します。
 会長任命は、経営委員会の最も重要な役割の一つであり、職責は重 く受けとめております。
  このたびの籾井会長の発言は、議論が複数ある事項について個人的な見解を述べたものであり、公共放送のトップとしての立場を軽んじた行為であると言わざる を得ません。あわせて、視聴者・国民の皆様に対して、今回の事態につきましては、経営委員会の長として遺憾であると申し上げました。
 経営委員長といたしましては、会長に対して、厳しく自覚を促し、 事態の収拾を速やかに行うように要請しました。
 経営委員会としては、今後の動きを監督し、助言し、必要に応じ苦 言も呈し、経営委員会の職務を一層果たしてまいりたいと思っております。
 以上でございます。

 

 

- 総務委員会 -  平成260219

吉川沙織君  これは十一月二十六日に定められた六項目、前回も項目を定められていましたが、今回は早めに指名部会立ち上げて、十一月二十六日に経営委員長のリーダー シップの下で対外的に公表されたものと承知をしております。
  ただ、この経営委員会では、十二月二十日、籾井会長の所信表明を聞いた上でこの六項目が全て判断できたのか。もちろん、その前段の十二月十三日の第十回指 名部会も開かれているということは存じておりますが、経歴等簡単な履歴だけでこの六項目について要件を十分満たしていると本当に分かるものか。確かに、こ ういう発言がなかったならばよかったのかもしれませんけれども、分かるものなのか、私は疑問に感じます。
  さきの都知事選挙に立候補されたような方でしたら、例えば元総理ですとか、元大臣ですとか、日本弁護士会の前会長ですとか、マスコミ等への露出も多い方で すから、ある程度判断もしやすかったかもしれません。でも、そういう人々を人間のくずと言って一刀両断した経営委員の方もおられるようですけれども、分か りやすい主張のある方だったと思います。
 議事録が発言どおりであるならば、逆に、数分の発言だけで言葉遣 いに問題がかなりあり、大丈夫かと疑念を持たれてしまっている。言葉こそNHKの命なのではないかと私は強く思います。
  この言葉こそ命、この言葉、説明力というのはもちろん六項目めに入っておりますが、言葉、言葉遣い、その人の言葉遣い、発言内容はその人物の本質を表すも のではないかと私は思います。十分に人となりが分からないながら、資格要件にその言葉遣いや言葉、表現力というのが入っていないから、懸念を表明しなが ら、同じ経営委員が資格要件は十分に備えているとも発言されています。これはおかしくないかと考えますが、経営委員長、いかがでしょう。

 

参考人(浜田健一郎君)  会長は、業務執行に当たっては、放送法を遵守し、不偏不党、公平公正の立場を貫くと表明されています。経営委員会としましては、これを踏まえ、会長とし て業務に当たっていただくべきものと判断をいたしました。
 いずれにしましても、経営委員会としても、今後も監督の職務を果たして まいりたいと思っております。

 

吉川沙織君  申し訳ありません、資格を満たしているかという、今後職務を果たしていくということはもう会長の任に就かれた以上全力でやっていただくのはもちろんのこと ですが、続けられるのであればですが、ただ、この資格要件を満たしていますかどうか、そうお考えになったのかどうか、そしてまたそのような議論がしっかり なされたのかどうか、これについて伺っていますので、お願いいたします。

 

参考人(浜田健一郎君)  繰り返しになりますけれども、会長は、業務執行に当たっては、放送法を遵守し、不偏不党、公平公正の立場を貫くと表明されております。
 経営委員会の中では、いわゆる会長、過去の業績についての評価は、詳細 にはできなかったところはありますけれども、総合的に見れば立派な業績を残していらっしゃると、そういう判断をいたしました。

 

吉良よし子君  ですから、その放送法に違反した発言がなされたから問題だと、任にふさわしくないということを申し上げているのですが、会長御本人が辞任されないと言いま すので、浜田経営委員長に伺います。
 会長の問題は、会長を選んだ経営委員会自身も重大な責任を負っていると 思いますが、いかがでしょうか。

 

参考人(浜田健一郎君)  経営委員会としては、NHKの会長任命という職責の重さを深く受け止め、昨年七月に指名部会を設置して半年間にわたり審議を行ってまいりました。今回の会 長任命は、経営委員会が十分な時間を掛けて業績評価、業務の現況の確認や資格要件の検討を行いました。また、様々な論議を踏まえて定めた内規に従って自律 的に粛々と行ってまいりました。
 会長任命は経営委員会の最も重要な役割の一つであり、責任は重く受け止 めております。今後の業務執行が放送法を遵守したものとなるよう、経営委員会としてもしっかり監督をしてまいります。

 

吉良よし子君  責任を受け止めていらっしゃるということですけれども、放送法五十五条は、会長が職務の執行の任に堪えないと認めるときや会長たるに適しないと認めるとき は、経営委員会が会長を罷免することができるとなっております。
  籾井会長の発言は、国内ばかりでなく国際的にも大きな反響を呼んでいます。ニューヨーク・タイムズ、イギリスのフィナンシャル・タイムズ、韓国の中央日報 などが厳しく批判し、フランスのル・モンドは、安倍氏の干渉がNHKのイメージを汚していると書いています。イギリスの公共放送BBC電子版は、初会見の 席で政治的立場を表明したことに衝撃を受けた、安倍首相はNHKを服従させる狙いで会長指名を行ったと報じました。
 経営委員長、会長発言は国民からの信頼を裏切っただけでなく国際的な信 用も失墜させた、その責任が問われるべきであり、経営委員会として会長たるに適さないとして罷免するのが当然なのではないでしょうか。

 

参考人(浜田健一郎君)  この度の籾井会長の発言は公共放送のトップとしての立場を軽んじた行為であると言わざるを得ません。あわせて、視聴者・国民の皆様に対して、今回の事態に つきましては経営委員会の長として遺憾であると申し上げました。経営委員長としましては、会長に対して厳しく自覚を促し、適切な事態の収拾を速やかに行う よう要請をしました。会長から反省の言葉と、業務執行に当たっては放送法を遵守するとの明言を得、役職員一丸となって事態の収拾に当たる決意も示されまし た。
 経営委員会といたしましては、今後の動きを監督し、助言し、必要に応じ て苦言も呈して、経営委員会の職務を一層果たしてまいりたいと思っております。

 

片山虎之助君 そ れで、浜田委員長、御注意をされたようですけれども、就任の記者会見の発言問題で。恐らく再度同じ過ちは繰り返さないと思いますけれども、繰り返したらど うしますか。

 

参考人(浜田健一郎君) 会 長には、繰り返さないよう努力をしていただきたいと思っております。

 

又市征治君  今もあったように、監査委員会の役割もあるんですが、さっきから私聞いていることについてまともに答えないで、本当の意味で、経営委員会が判断をすると おっしゃるが、判断なんかできていないんじゃないですか。本当に問題ですね、これ。今まで陰に隠れていた経営委員会の本質問題がここでだんだん明らかに なってきているような気がしてどうもならぬ。
  そこで、私は加えて、NHKの信用回復に努めてきた職員の努力を就任会見で台なしにするような発言をなさる人物を選任された経営委員会の責任と会長の選任 の在り方についてもお尋ねをしたんですが、経営委員長、これについても御答弁がありませんでした。本日、改めてお伺いします。
  そういう意味では、あなた方の責任、だから厳重に注意したと、こうおっしゃっているんだろうけれども、それだけで責任は終わるのか。それから、会長選任の 在り方、本当にいろいろと時間掛けてやってまいりました。だけど不適任だったというのがだんだん明らかになってきた。こういうことなんだけれども、その在 り方はそれでいいのかどうかということを併せてお聞きしたい。そういう意味で、会長に厳重注意をしなきゃならない、あるいは経営委員会 で委員の言動について異例の申合せをしなきゃならぬという、そういう経営委員会の在り方そのものが一連の問題の私は根底にあるような気がしてならない。そ の点についてお答えください

 

参考人(浜田健一郎君)  会長任命は経営委員会の最も重要な役割の一つであり、責任は重く受け止めております。この度の籾井会長の発言は、公共放送のトップとしての立場を軽んじた 行為であると言わざるを得ず、経営委員長としては、会長に対して厳しく自覚を促し、事態の収拾を速やかに行うように要請をいたしました。経営委員長としま しては、今後の動きを監督し、助言し、必要に応じて苦言も呈して、経営委員会の職務を一層果たしてまいります。

 

参考人(浜田健一郎君)  経営委員会といたしましては、NHKの会長任命という職責の重さを深く受け止め、昨年七月より半年間にわたり審議を行ってまいりましたが、この度の籾井会 長の発言は公共放送のトップとしての立場を軽んじた行為であると言わざるを得ず、経営委員長として、会長に対して厳しく自覚を促し、事態の収拾を速やかに 行うように強く要請いたしました。

 

 

  - 予算委員会 -  平成260220

原口委員  経営委員長。NHKに対していろいろな意見があって、そして、具体的な業務にも支障が出ていると思います。
 総務大臣。もともと、これぐらいの時期に電監審の意見、電監審が 開かれて、もう私たちは、与党も野党も、次のNHK予算の骨格や総務大臣意見について検討をし始める時期です。しかし、それさえできていません。
 経営委員長にお尋ねをしますが、この籾井会長の発言あるいは経営委員の 発言によって、今どういうことになっているのか。きのうは、本来の業務に集中できないという趣旨の御答弁をされているようですが、現状をお答えください。

 

浜田参考人  お答えいたします。
  籾井会長の就任会見での発言は、公共放送のトップとしての立場を軽んじた行為であり、会長に対しては厳しく自覚を促し、不偏不党、公平公正の理念を改めて 認識し、放送法の趣旨にのっとり業務を遂行していただくよう、強く要請をいたしました。(原口委員「その影響は」と呼ぶ)
  それで、昨今の状況を見れば、私は容易ならざる事態と申し上げましたけれども、これは、本来であれば、経営委員会と執行部が車の両輪となってNHK経営に 邁進すべきところ、国会を含めた諸対応に追われて、NHKのかじ取りになかなか専念できない状況であるというふうに申し上げました。

 

原口委員  予算委員会を余りにも軽んじておられませんか。あなたは、今の今まで、国会の議事録を取り消すなんということは一言も申し出ておられません。今、この中 で、あれも取り消すとおっしゃったわけですか。
 議事録修正一つも出ておらず、そして法的なことも言えない。私は 初めてです、こういう質疑は。余りにも不誠実じゃないですか。あなた、国会での答弁もずっと変えておられるんですよ。法的に、御自身がおっしゃったことが どうか。
 経営委員長。経営委員会も、これはNHKのチェックをするところ だと考えます。籾井会長は理事の辞表を預かっておられるんじゃないんですか。自分の経営方針に違う人間は去ってほしい、そんなことを言わんばかりのボルト とナットという話をされているんじゃないですか。
 経営委員長。会長に聞いてももうらちが明かない。国会軽視も甚だしい。 私は、総務委員会でも、これでNHK予算の審議を受けるわけにいきません。経営委員長に伺います。この発言は、 放送法に基づいて、適法であったか否か、それを伺います

 

浜田参考人 繰り返しになりますけれども、会長か らは、反省の言葉と、業務執行に当たっては放送法を遵守するとの明言を得ており、経営委員会としては、今後の執行部による業務執行を注視してまいりたいと 思います

 

 

- 総務委員会  平成260221

塩川委員 公権力からの 自立への深い理解というのが次期会長の資格要件に入っているということですけれども、これについてはどのような議論が、経営委員会の中で選考に当たって行 われたんでしょうか。

 

浜田参考人  先ほど申し上げましたように、具体的には、例えば経営委員会制度でありますとか、自主的な財源を確保するための受信料制度などをもって、NHKの公権力か らの自立というのは担保されているというふうに思いますし、議論の中で、ある意味ではNHKの会長の資格要件に 必ず求められる要件だというふうな理解をしております。

 

塩川委員 公権力から の自立への理解について、この選考に当たって、籾井氏御本人からその見解をお聞きするということはあったんですか。

 

浜田参考人 放送法を遵 守する旨の発言を何度もいただきましたし、あわせて、今までの国際人としてのキャリア、ビジネスマンとしてのキャリアから、総合的に判断をさせていただき ました。

 

塩川委員 そ の放送法についての無理解も含めた個人的な思想というのがあらわれたわけですけれども、個人的な見解を述べたことは取り消しましたが、みずからの個人的思 想を変更されたわけではない籾井会長であります。
  その個人的な思想というのは、公権力からの自立への深い理解ということが求められるNHK会長の資格要件に当たらないということを示しているんじゃありま せんか。NHK会長の資格がないような個人的思想を持つ人物が会長を務めることができるのであれば、経営委員会が次期会長の資格要件を掲げる意味もない、 要するに、誰でもやれるということになりはしませんか。

 

浜田参考人  籾井会長は、業務執行に当たっては放送法を遵守すると明言し、不偏不党の立場をとっていく旨も表明しております。反省の 上に立って、資格要件に込めた趣旨に沿って会長としての職務を執行していただけるものと期待をしております。
 経営委員会といたしましても、今後の業務執行が放送法の自主自律の精神 を遵守したものとなるよう、一層しっかり監督してまいりたいと思います。

 

塩川委員  私は、放送法の五十五条、会長罷免条項及び六十二条に基づく役員の服務準則、その役員の服務準則の第五条に、「会長、副会長および理事は、日本放送協会の 名誉や信用を損なうような行為をしてはならない。」とあります。ですから、今回の一連の問題というのはこの条項に相当する、籾井氏がNHK会長の任に当た るものではないということを思いますが、改めてお尋ねします。

 

浜田参考人  経営委員長といたしましては、会長に対して、厳しく自覚を促し、説明責任を果たすとともに、事態の収拾を速やかに行うよう要請をいたしました。会長から は、反省の言葉と、業務執行に当たっては放送法を遵守するとの明言を得、役職員一丸となって事態の収拾に当たる決意も示されました。
 経営委員会といたしましては、今後の動きを監督し、助言し、必要に応じ て苦言も呈して、経営委員会の職務を一層果たしてまいりたいと思っております。

 

 

- 総務委員会  平成260225

福田(昭)委員  籾井会長、自分の考えは撤回していないことだし、また、就任初日に人事権を振りかざすような行為をいたしておりますので、とても籾井会長を信用するわけに はまいりません。籾井会長がこれ以上NHKの会長にとどまることは許されないと思っています。ぜひ、即刻辞任を勧告いたします。
  それで、経営委員長、放送法の五十五条には、経営委員会は、会長もしくは監事が職務の執行の任務にたえないと認めるとき、または会長もしくは監事に職務上 の義務違反その他会長もしくは監事たるに適しない非行があると認めるときは、これを罷免することができると規定されております。
 浜田委員長、籾井会長を罷免する考えはありませんか。

 

浜田参考人 会長は、再 三再四謝罪をされ、放送法の遵守をする旨の発言も承っております。そういう意味では、経営委員会としてはそういう考えはございません。

 

 

- 予算委員会第二分科 会  平成260226

階分科員  私は、今まさに危機の状態であって、災害でいえば火が燃え広がっている状態で、その火をむしろ消火すべき役割である会長がもっと火を拡大しているような、 そういうあるまじき状況が続いていると思います。
 そういう状況にあって、その危機を収束するマネジメントについ て、自分はそのことについてはわからないというお話でございますから、私は、もうこの職務にたえないのではないかというふうに認識しております。
  放送法の五十五条の一項で、経営委員会は、会長が職務の執行の任にたえないと認めるとき、罷免することができる、こういう条文があります。この職務の執行 の任にたえないということが今実態としてあるのではないかと思っていますけれども、経営委員長の認識はいかがでしょうか。

 

浜田参考人  先ほども申し上げましたけれども、経営委員長としては、会長に対し、厳しく自覚を促し、説明責任を果たすとともに、事態の収拾を速やかに行うよう要請をい たしております。
 会長には、今後、公共放送のトップとしての適切な行動をとってい ただけるものと期待をしております。
 経営委員会としては、今後の動きを監督し、助言し、必要に応じ苦言も呈 して、経営委員会の職務を一層果たしてまいりたいというふうに思っています。

 

 

- 総務委員会  平成260227

原口委員 <前略>

 さて、経営委員長、連日お見えいただいて、お願いした立場からすると本 当に申しわけないという思いです。
 本来であれば二十八日に出ると言っていた十二日の経営委員会議事 録、月曜日に出していただきました。多としたいと思います。
  そこで会長が御発言をされていたこと、これは私の推測ですが、NHKの報道にはさまざまな偏向報道があった、だから、安倍首相の意向を体現して、その偏向 報道を正すべく自分が送り込まれた、国営放送と公共放送との区別は余りついていなかったけれども、その中で自分の意欲をお示しになったというのがあの会見 だったのではないか、私はそのように推測をしています。
 その中で、しかし、放送法ではどんな考えを持ってもいいんだけれ ども、それを反映することはできないということに後でお気づきになって、個人的な意見だということで全て取り消された、深く反省をされ たというふうに理解をしていたんですが、どうも議事録を見ると、そうでもない。どこが悪いのか、そんな大したことを言ったのかというようなことをおっ しゃったんでしょうか
 そして、経営委員長は、これを受けて、二回目の注意というふうに 報じられていましたけれども、何を会長におっしゃったのか。
 二点、伺いたいと思います。

 

浜田参考人  お答えいたします。
 今の委員の御質問の件は、二月十二日に開催をしました第千二百七 回経営委員会で行われた一連のやりとりのことだと思いますので、まず概要を御説明いたします。
 経営委員会の最後に、委員の一人から会長に対して、現在のNHK を取り巻く事態に対応するために、今後の具体的な対策や体制等に関する質問がありました。
  これについて、籾井会長は、公式の記者会見で私見を述べたことは申しわけなく思っている、個人的意見として述べたことが記者会見では認められず、発言の真 意とほど遠い報道がなされている、会見の記録を通読してほしいという説明がございました。また、委員が記者会見の記録を既に読んでいることを伝えると、そ れでもなおかつ私は大変な発言をしたのでしょうかという発言がありました。
 会長は、対策として、放送で信頼を回復していくことが、多分長い 目で見た場合の方向だと思います、実際にセールスというのは営業でカバーするのが一番の方法だと思っていますなどの発言がございました。
  この発言に対して、二月二十五日の経営委員会で、会長から、私は大変な失言をしたのでしょうかという発言は、自分の真意を理解してほしい一心でのことで あったという説明がございました。また、この発言が誤解を生む結果になったことについて、反省と謝罪の言葉がありました。
  これを受け、経営委員長として、就任会見以降、NHKとして事態の収拾に当たっている状況において、経営委員会で再度、誤解を招く発言をされたことについ ては、御自身の置かれた立場に対する理解が不十分であると言わざるを得ないと、会長の立場についての理解不足を注意し、一刻も早い事態の収拾に向けて、役 職員一丸となり誠心誠意取り組んでいただくよう、経営委員長として重ねて要請いたしました。
 概要は以上でございます。

 

福田(昭)委員  浜田委員長、前回も指摘をいたしましたが、放送法には、経営委員会は、会長もしくは監事が職務の執行の任務にたえないと認めるときは、または云々とありま すけれども、まさに全理事に不信任決議を突きつけられたような籾井会長は職務の執行の任務にこれ以上たえられないと思うんですけれども、いかがですか。

 

浜田参考人  籾井会長は、業務執行に当たっては放送法を遵守すると繰り返し明言し、不偏不党の立場をとっていく旨も表明しております。反省の上に立ち、会長としての職 務を執行していただけるものと期待をしております。
 経営委員会といたしましても、会長の今後の業務執行が、放送法を遵守 し、視聴者・国民の皆様の期待に応えるものとなるよう、一層しっかり監督をしてまいりたいというふうに思っております。

 

福田(昭)委員 浜 田委員長、このまま籾井会長の続投を認めるというようなことになれば、任命権者である経営委員会の責任も問われることになります。その場合には浜田委員長 の責任も問われることになりますが、どうですか

 

浜田参考人 籾井会長以 下が一丸となって、今後とも、NHKが放送法で定められた公共放送の使命を果たすよう、経営委員会として監督する役割を果たすことが責務だと考えており、 これに真剣に取り組んでいきたいと思います。

 

 

- 予算委員会 -  平成260227

篠原委員  法律は立派にできているんですが、運用がなかなかうまくいかないんです。それを言っているんですよ。
  籾井会長、私はずっと見ていました、籾井会長の答弁なんかをいろいろ。私の長野の地元でも、私にいろいろなことを言う人がいますよ。受信料をもう不払いに すると。恐ろしいことですよ。しかし、真面目なんですね。いや、父ちゃんがそういうことを言うんだけれども、今はソチ五輪をいっぱい見ているから、二月は 払って、三月からにしようと。真面目だと思いますよ。そういうことが会話で行われているんですよ。
 やはり、指揮官というのは、士気を低下させちゃいけないです。栗 林中将、アメリカから絶賛されているんです。一カ月半、日本軍の士気を低下させずに頑張ったんです。指揮官というのは、これが一番大事なんです。そういう 点では、私は、籾井会長はもうずたずただと思います。
  あなたはいろいろ言いわけされています。ふなれだったので記者会見で失敗した、個人的見解を述べたと。誰が籾井会長の個人的見解なんか聞きますか、記者会 見で。ふなれじゃないんです。僕は百田さんと違って余り悪口は言いたくないんですけれども、NHK会長に不向きなんです。だから、不適切な発言を繰り返す んです。
 そして、答弁。ここへ来られるときの非常に威風堂々たる姿勢は、 そこは立派でふさわしいと思います。だけれども、口を開くと不明瞭で、そして不誠実な答弁です。私は、会長として適性を欠くと思います、はっきり言って。
  それにもかかわらず、私はびっくら仰天しました。なられたときに、理事の皆さん全員に辞表を書けといって辞表を出させた。本末転倒です。会長こそ辞表を懐 に、NHKの中立性、不偏不党性、そして一連の番組について責任を持つと、いつも辞表を懐にやらなければいけないんです。NHKのこのことも相当海外では 取り上げられているんです。日本全体がそんな方向に行っていると。
 私は、安倍総理にも申し上げたいと思います。
 やはり、指揮官というのは、退却するときはきちんと退却しなく ちゃいけない。いつまでもしつこくごたごたしているのは、僕はいけないと思います。
 経営委員長、辞表を書くのは私は籾井会長だと思いますけれども、そのよ うな手続を一刻も早くされることが国民のためにもなりますし、NHK職員のためにもなりますし、我が日本国のためにもなると思います。いかがでしょうか。

 

浜田参考人  経営委員長といたしましては、会長に対して厳しく自覚を促し、説明責任を果たすとともに、事態の収拾を速やかに行うよう強く要請をしております。
 会長から、反省の言葉と、業務執行に当たっては放送法を遵守する との明言を得、役職員一丸となって事態の収拾に当たる決意も示されました。
 経営委員会としては、今後の動きを監督し、助言し、必要に応じ、苦言も 呈して、経営委員会の職務を一層果たしてまいりたいと思っております。

 

 

- 総務委員会   平成260313

福田(昭)委員 それでは、 この問いの最後、七つ目ですけれども、浜田経営委員長は籾井会長を高く評価していると聞いておりますが、籾井会長を選んだことをどのように高く評価してい るんですか。点数をつけると、何点をつけたんですか。

 

浜田参考人  経営委員会といたしましては、NHKの会長任命という職責の重さを重く受けとめ、昨年七月より半年間にわたって審議を行ってまいりました。
 籾井氏が会長候補として推薦された後、経営委員全員で推薦理由、 経歴、実績等を確認し、本人からも所信を伺い、実質的審議を行い、会長に任命いたしました。
 しかし、現在、会長の発言等について厳しい御意見が各方面から寄 せられていることについては、真摯に受けとめております。
 経営委員長として、会長には二度にわたって注意を行い、また、一 昨日の経営委員会で申し合わせを行い、経営委員会の総意として、まことに遺憾であることを確認し、会長にもその旨を伝えております。
 経営委員会としても、一刻も早い事態の収拾に向けて、みずからの責任を 自覚した上で、真摯な議論に基づく自律的な運営を行い、監視、監督機能を十分に果たしてまいりたいと思っております。

 

福田(昭)委員 浜田委員 長、点数がありませんでしたけれども、聞くところによると、籾井会長人事は九十点だ、こういう高い評価をしているそうですが、本当です か

 

浜田参考人 就 任会見のとき、会長人事はどういうできぐあいだったかということで、そういうふうに申し上げました
 会長の評価については、経営委員会で実績を評価して任命したわけです。 ということで御理解いただきたいと思います。

 

福田(昭)委員 そうする と、選んだときまでは九十点で、その後は変わっているということですね。どうなんですか。

 

浜田参考人  今回の会長任命は、経営委員会が十分な時間をかけて、業績評価、業務の現況の確認や資格要件の検討を行いました。また、さまざまな論議を踏まえて、定めた 内規に従って、自律的に粛々と行ってまいりました。
 籾井氏が推薦された後は、指名部会においても、推薦理由、経歴や 実績を確認し、直接お会いしてお話も聞いた上で、委員全員が、資格要件に合致する方だと判断をいたしました。
 しかし、現在、会長の発言等に厳しい御意見が各方面から寄せられ ておることについては、真摯に受けとめております。会長任命は経営委員会の最も重要な役割の一つであり、責任は重く受けとめております。
 経営委員会としても、一刻も早い事態の収拾に向けて、みずからの責任を 自覚した上で、監視、監督機能を十分に果たしてまいりたいと思っております。

 

福田(昭)委員  それは後で確認をさせていただきます。
 それでは、五つ目でありますけれども、籾井会長、これは浜田委員長に も、通告しておりませんがお伺いいたしたいと思いますが、NHKの職員が今一番困っていることは何だと思いますか。まず籾井会長から。

 

浜田参考人  多分、役職員の方々は一刻も早い事態の収拾をお望みになっているんだというふうに思います。
 一方で、籾井会長は、業務執行に当たっては放送法を遵守すると繰り返し 明言し、不偏不党の立場をとっていく旨も表明をされております。反省の上に立ち、会長としての職務を執行していただけるものと期待をしております。

 

福田(昭)委員 

<前略>

 さて、いよいよ最後の質問に移りたいと思います。
 それでは、浜田委員長、改めて、籾井会長の進退についてどう思うか、お 伺いをいたします。

 

浜田参考人  経営委員長といたしまして、会長には二度にわたって注意を行い、また、一昨日の経営委員会で申し合わせを行い、経営委員会の総意として、現在の事態はまこ とに遺憾であることを確認し、会長にもその旨を伝えてございます。
 籾井会長には、反省の上に立ち、会長としての職務を執行していただける ものと期待をしており、経営委員会としてもこれをしっかりと監督してまいりたいというふうに思っております。

 

福田(昭)委員 <前略>

  それでは最後に、私は、籾井会長は、今まで指摘してきたように、思想的にも、また企業統治上も、経営者としても、公共放送としてのNHKの会長としてふさ わしくないのではないか、そのように思っております。視聴者の貴重な受信料で賄うNHK予算を任せるわけにはいかない、そのように思いますが、浜田委員 長、いかがですか。

 

浜田参考人  籾井会長以下執行部が一丸となって、今後ともNHKが放送法で定められた公共放送の使命を果たすよう、求めているところでございます。
 経営委員会としても、会長の業務執行を監督する役割を果たすことが責務 だと考えており、これに真摯に取り組んでまいりたいというふうに思っております。

 

 

- 総務委員会  平成260314

吉川沙織君  実は一月二十五日の就任会見からいろいろ意見の数というのが問われています。私も気になって、どの程度の期間でどの程度増えて肯定と否定の割合がどの程度 あるのか、議事録を追ってみました。この件に関して質問が出され始めているのは二月四日の衆議院の総務委員会からです。
  二月四日衆議院の総務委員会では計一万二千三百件、批判が六〇%、肯定が三〇%。二月五日の参議院予算委員会での答弁では一万二千七百件、二月十三日の定 例記者会見では一万六千件、二月十九日の参議院総務委員会においては一万七千九百件、三月六日の定例記者会見では二万九千七百件、そして昨日の答弁では三 万一千九百件で、今日は三万二千三百件。大体これ平均しますと三百件から四百件、一日平均で出ています。
  と同時に、注視すべきところは、肯定は最初は確かに高うございました。三〇%ありましたが、今お答えいただいた最新の数値では一八%まで下がっています。 ですから、このNHKをめぐる混乱というものは、収束、収拾に向かっているのではなく、まだいまだに、収拾に向かうどころか、その過程の途中であるという ことを捉えておりますが、経営委員長の御所見を伺います。

 

参考人(浜田健一郎君)  今混乱を、最中かと、そういう御趣旨の質問ですよね。
  このように多数の御意見を各方面から頂戴しており、大変厳しい状況であるというふうに認識しております。籾井会長も、今後、視聴者・国民の皆様に対し何ら かの形できちっと説明する機会を設けたい旨の発言もされており、執行部で事態収拾に向けた対策が行われるものと認識をしております。
 経営委員会といたしましても、一刻も早い事態の収拾に向けて、自らの責 任を自覚した上で、真摯な議論に基づく自律的な運営を引き続き行い、監視・監督機能を十分に果たしてまいる所存でございます。

 

吉川沙織君  今、報道されたのが結果だ、それが全てだという、こういう答弁でございました。
  この件に関してはもう更に問うことはいたしませんが、私は、NHK内部での報告、連絡はなされていたと考えています。しかしながら、本件に関するやり取り について、二月十九日のこの場でのやり取りもそうでしたが、NHKは取材、制作に関することであり答えられないと言い、米国側は公式に見解を表明していな いため、実際のところは判断できかねます。ただ、言えることは、真実を権力がゆがめるようなことがあっては断じてならないということです。第四の権力とも 言える報道に携わるNHKが、公共放送として真実を報道していかれることを強く期待いたします。
 経営委員長及び監査委員に申し上げます。
  ただいま指摘いたしましたインタビューに関する会長の発言、そして、これから指摘申し上げます理事全員の辞表を取りまとめた件も含め、一連の会長等の発言 の問題がNHKの取材、営業の現場に大きな支障を招いていないかというこの点について、会長が尊重されるとされる放送法において、第四十四条第一項に監査 委員会による調査の規定がある以上、これに基づいて早急に調査することをお願いいたします。そして、その調査結果に基づいて、会長が職務執行の任に堪える のか、非行は認められないのか、是非判断をいただきたいと思います。
 経営委員長、そして監査委員におかれましては、調査し、そしてその結果 を当委員会へ報告いただけますか。お伺いいたします。

 

参考人(浜田健一郎君)  現在、会長の発言等について厳しい御意見が各方面から寄せられていることについては真摯に受け止めております。
 経営委員長として、会長には二度にわたって注意を行い、また、三 月十一日の経営委員会で申合せを行いまして、経営委員会の総意として誠に遺憾であることを確認し、会長にもその旨を伝えております。
 経営委員会としても、一刻も早い事態の収拾に向けて、自らの責任 を自覚した上で真摯な議論に基づく自律的な運営を引き続き行い、監視・監督機能を十分に果たしてまいりたいと思います。
 放送法第四十四条第一項に基づく調査につきましては、監査委員会が判断 することでございますが、経営委員会が自ら継続して真摯に取り組んでおり、監査委員会は、現在、一連の事態とともに経営委員による対応を注視しているとこ ろであると理解をしております。

 

吉川沙織君 では伺いま すが、第千二百七回経営委員会において全員出席の上しっかり議論して、「それでもなおかつ私は大変な失言をしたのでしょうか。」とおっ しゃる会長の出処進退こそ判断していただくのが経営委員長としての当然の任務であると考えますが、いかがですか

 

参考人(浜田健一郎君)  経営委員会としては、籾井会長以下執行部が一丸となって今後ともNHKが放送法で定められた公共放送の使命を果たすよう求めているところでございます。
 経営委員会といたしましても、会長の業務執行を監督する役割を果たすこ とが責務だと考えており、これに真摯に取り組んでまいります。

 

吉良よし子君  <前略>
  籾井会長の振る舞いについては、会長自身に責任があるのは当然のことですが、会長を任命した経営委員会の責任は更に大きいものがあると思います。前回の私 の質問にも、浜田委員長は、会長任命は経営委員会の最も重要な役割の一つであり、責任は重く受け止めておりますと述べられたとおりです。そこで、任命権者 である浜田委員長に、その任命が正しかったのかどうか、この場で伺いたいと思っております。
  経営委員長は、籾井会長の発言について、この国会の場で、籾井会長の発言は公共放送のトップとしての立場を軽んじた行為であると言わざるを得ず、経営委員 長としましては、会長に対して厳しく自覚を促したところでありますと述べられました。それならば罷免するのが当然だと私は申し上げましたが、経営委員長 は、今後の動きを監督し、助言し、必要に応じて苦言も呈して経営委員会の職務を果たすとおっしゃって、その後の経営委員会でももう一度苦言を呈したとも 伺っております。
 しかし、籾井会長は、国会の場で、私的発言は取り消すと繰り返し 述べられているにもかかわらず、経営委員会の中で、それでもなおかつ私は大変な失言をしたのでしょうかと述べたり、その後も真意と程遠い報道がなされてい るなど、様々な言い訳を繰り返しています。
 経営委員長、これでも会長が、この問題の発言が公共放送の根幹を揺るが す大変な失言だったと心から反省していると言えるのでしょうか。

 

参考人(浜田健一郎君)  会長には、就任会見での発言に関する注意の後、二月の経営委員会においても誤解を招く発言を行ったため、経営委員長として注意を行いました。経営委員会 は、今週、籾井会長に対して、経営委員長から二度にわたり注意を行わざるを得なかったことについても誠に遺憾であること等を申し合わせ、会長にもその旨お 伝えをしてあります。
 籾井会長も、今後、視聴者・国民の皆様に対して何らかの形できち んと説明する機会を設けたい旨の発言をされております。反省の上に立ち、執行部一丸となって事態の収拾に向けた対策が行われるものと認識をしております。
 経営委員会としても、一刻も早い事態の収拾に向けて、自らの責任を自覚 した上で、監視・監督機能を十分果たしてまいりたいと思っております。

 

吉良よし子君  二度も苦言を呈した上、遺憾であることも述べなければならないと。そうやって繰り返し繰り返しおっしゃっているというのは、反省したとは言えないと言える からではないでしょうか。
  問題はそれだけではありません。この間、籾井会長が、就任直後、全理事から日付の書いていない辞表を提出させたということが明るみに出て問題になりまし た。籾井会長は国会でそのことを追及されて、先ほどもありましたように、一般社会ではよくあることと述べられたと。ところが、日本商工会議所の会頭から も、またほかの財界人からも、そんな話は聞いたことがない、透明性を求められる上場会社ではあり得ないとの声が出ています。また、籾井会長は、なぜそんな ことをしたのかを記者に問われて、緊張感を持たせるためとも答えておりますが、私は、こうした極めて強権的、ある意味常軌を逸したこうした行動は、最も民 主的であるべき公共放送のトップとしては絶対に両立するものではないし、籾井会長の会社経営者としての経営能力、統治能力も実は欠如していることを示して いるのではないかと思います。
  そうでなくとも、この国会での答弁においても会長は余りにも不誠実な対応を取っています。そもそも、なぜこうして国会にNHKの会長が呼ばれるのか。それ は、NHKが国民の受信料によって支えられており、その国民の声を代表しているのが国会だからです。その国会で余りにも不誠実な対応、いいかげんな発言繰 り返すことは、NHKの会長たる要件を著しく欠くとは思いませんか。経営委員長、お願いします。

 

参考人(浜田健一郎君) 会長は、再 三再四謝罪の言葉も述べられておりますし、今後、放送法にのっとって業務を遂行していくという決意も述べられておりますので、私どもとしては、今後の会長 の行動を注視してまいりたいというふうに思っております。

 

吉良よし子君  会長が反省に立っているからとおっしゃっていますけれども、その会長が発言を取り消したのは個人的見解だからだとおっしゃっていると。しかし、国民側はそ う感じていないわけですよね。公共放送の根幹を揺るがす問題なんだと、放送法の、不偏不党、真実、自律の、それを揺るがす問題だと認識している、そしてそ の反省が会長には全く見られないから批判の声がいまだに広がり続けているのではないでしょうか。
 昨日、Jリーグで差別的横断幕を掲げた浦和レッズが厳しい処分を 受けました。横断幕を掲げたサポーターは反省していると言っていますが、村井チェアマンは、掲げた側の考えではなく、受け手がどう感じるかに目を向けるべ きと指摘されたと。
 より公共性の求められるNHKこそそういう立場に立って、受け手側がど う考えているのか、国民に対して、これだけ国民がNHKに対して批判の声を上げている、そのことに真摯に耳を傾けて決断を下すべきなのではないでしょう か、経営委員長。

 

参考人(浜田健一郎君)  籾井会長は、業務執行に当たっては放送法を遵守すると繰り返し明言して、不偏不党の立場を取っていく旨も表明をしています。反省の上に立ち、会長としての 職務を執行していただけるものと期待をしています。籾井会長以下執行部が一丸となって今後ともNHKが放送法で定められた公共放送の使命を果たすよう、経 営委員会としても監督する役割を果たしていきたいというふうに思っております。

 

片山虎之助君  いや、皆さんの言うとおりなんですよ。NHKそのものじゃないんですよ。会長である籾井さん、あなたなんだよ。そこで、経営委員会は二回もあなたに注意を して、あなたを含む全体の申合せも一回もうしたんですよ。遺憾だと言っているんですよ。
 浜田委員長、何回遺憾ならもうしびれが切れるの。大分我慢強いと思うけ れども、委員長は。経営委員会の限度、我慢の。

 

参考人(浜田健一郎君) 先日、経営 委員会で申合せをやりました。今委員御指摘のように、遺憾であるということも確認しました。現時点での十二人、経営委員会全体での、経営委員会は御承知の ように合議体でございますので、現時点の到達点が申合せの事項だというふうに思っております。

 

片山虎之助君  浜田委員長、どう思いますか。時期も言わない、いつけじめをどう取るとも言わない。けじめの中身も今聞こうと思っているんだけど。一番のけじめは辞めると いうことですよ。しかしどうも辞めたくないらしい。それじゃ、その次はどういうけじめを取るのか。報酬の返上もありますよ、半分とか何か月か。それもぐず ぐず、言わない。そんな男らしくない人なんですか、この人は。

 

参考人(浜田健一郎君) そういう事 案については御本人が判断されることだというふうに思っております。

 

又市征治君  残念ですね。あなたがそう言えば言うほどNHKに対する信頼がどんどんどんどん落ちていく、不払がどんどん起こってくる。こういう事態になっていることに ついて全く認識がされていない見解としか言いようがない、こんなふうに思う。
 そこで、経営委員長にお聞きします。
  この間の経過とNHK側の対応を検証して、信頼回復を図るために、私は有識者による第三者機関を設置してその検討結果を公表するぐらいのことをやるべきで はないのかと。非常に、NHKの歴史にとってみても、こんな事態初めてでしょう。経営委員会の中にも残念ながら信頼失墜を招いた人物もおられるわけであり ますから、まして、この会長選任の責任は経営委員会にもあるわけですから、私は、この経営委員会で客観的な、これまでの検証は限界がある、こう思うから第 三者機関を設置したらどうかと、こう申し上げるわけですが、そのことを検討されるおつもりはありませんか。それとも何か別の手をお考えですか。

 

参考人(浜田健一郎君)  就任会見等での発言については、経営委員長として籾井会長に対して注意を行い、会長からは反省の言葉と、業務執行に当たっては放送法を遵守するとの明言を 得ています。籾井会長も、今後、視聴者・国民の皆様に対して何らかの形できちんと説明する機会を設けたい旨を発言しており、執行部での事態収拾に向けた対 策が行われるものと認識をしております。
  経営委員会は、今週、籾井会長に対して、経営委員長から二度にわたり注意を行わざるを得なかったことについては誠に遺憾であること、また、経営委員会が自 らの責任を自覚した上で監視・監督機能を十分に果たしていくこと等を申し合わせました。一刻も早い事態の収拾に向け、経営委員会として監視・監督機能を十 分に果たしてまいる所存でございます。

 

主濱了君 <前略>

  ポイントというのは、問題発言を取り消すか否かじゃないんですよ。会長自身がNHKの会長としてふさわしいか否かなんですよ。ここがポイントなんですよ。 発言を取り消したとかなんとかという、そういう言葉の問題じゃなくて、本当に会長としてふさわしいかどうか、ここがしっかりと議論をされるべき部分だとい うふうに思っているんですよ。こういったような問題が一つあります。
 それからもう一つは、これまでNHKというのは百年にわたって、 約百年ですね、百年にわたって、長年にわたってこのNHKの信頼を築き上げてきたわけです。国民はNHKに対する、不偏不党とかそれから中立公正とか、こ ういう信頼を私どもが抱いてきている、こういう問題。
 <中略>
  国民のNHKへの信頼を取り戻す、あるいは諸外国の信頼を取り戻す、この最善の策と、こういうことになるわけですが、長年にわたって築き上げられたNHK に対する信頼、この信頼を失墜させた方々、在職し続けることが、在職すれば在職するほど更にそのNHKに対する信頼を失わせていく方々、この方々にそれぞ れけじめを付けてもらうことが必要である、それぞれにお引取りをいただくことが当然の、大事だと、こういうふうに思うんですが、総務大臣それから経営委員 長、それぞれ御見解を伺いたいと思います。

 

参考人(浜田健一郎君)  経営委員長として、会長には二度にわたって注意を行い、また、今週の経営委員会で申合せを行って、経営委員会の総意として誠に遺憾であることを確認し、会 長にもその旨を伝えております。
 籾井会長には、反省の上に立ち、会長としての職務を執行していただける ものと期待しており、経営委員会としてもこれをしっかりと監督してまいりたいと思っております。

 

 

- 総務委員会  平成260325

福田(昭)委員 籾 井会長は、まさに法律違反を犯しているということ、あなたが何回も守ると言っている放送法に違反しているということです
 ここで、では、経営委員長、浜田委員長に聞きます。
  今やりとりを聞いていたと思いますけれども、放送法第五十五条第一項に、経営委員会は、会長、監査委員もしくは会計監査人が職務の執行の任にたえないと認 めるとき、または職務上の義務違反その他会長たるに適しない非行があると認めるときは、これを罷免することができる、こう書いてあるわけですけれども、ま さにこの放送法に違反している会長を、浜田委員長、どうですか、罷免しませんか。

 

浜田参考人  籾井会長は、委員御指摘の日付のない辞表によって人事権を濫用するつもりはないと繰り返し国会の場で発言をしております。
 理事の任免につきましては、放送法上、経営委員会の同意を得る必要があ りますので、個別の提案が出された時点で、放送法の趣旨に沿って、経営委員会としては適切に判断をしてまいる所存でございます。

 

黄川田(徹)委員 <前略> 

 それでは次に、政治とNHKとの距離について、これまでもさまざまな問 題が生じてきましたけれども、これに関しまして会長及び経営委員長の見解をお尋ねいたします。

 

浜田参考人  放送法は、放送の不偏不党、真実及び自律を保障し、放送による表現の自由の確保を目的としております。また、NHKは、視聴者・国民の皆様からいただく受 信料によって支えられ、財源的にも自律が保障をされております。
 NHKには、放送法によって与えられたみずからの使命を自覚し、 何人にも干渉されず、公平公正、自主自律の原則のもとで、視聴者・国民の皆様の安全、安心を守る情報を伝え、多様なニュースや番組を提供し続けていくこと が求められていると考えております。
 NHKが今後も公共放送として放送法、番組基準を遵守し、公共放送とし ての使命を果たしていくよう、経営委員会としてもしっかりと監督をしてまいりたい、そう思っております。

 

 

- 総務委員会  平成260328

吉良よし子君  信頼回復とおっしゃいますけれども、今、現時点でこれだけ批判の声が次々と上がっていると、そして、取材の現場でも営業の現場でも厳しい対応が続いている と。もう本当に後戻りできないところにまで来ている、そういう問題になっているのではないでしょうか。だからこそ、あなたには会長を担う資格はないと申し 上げているわけです。
 改めてここで、経営委員会の経営委員長に伺います。籾井氏を罷免するべ きではないでしょうか。

 

参考人(浜田健一郎君)  籾井会長は、業務執行に当たっては放送法を遵守すると繰り返し明言し、不偏不党の立場を取っていく旨も表明をされております。反省の上に立ち、会長として の職務を執行いただけるものと期待をしております。
 籾井会長以下執行部が一丸となって、今後とも、NHKが放送法で定めら れた公共放送の使命を果たすよう、経営委員会としても監督する役割を果たしてまいります。

 

 

- 決算委員会  平成260331

尾立源幸君  私、人間誰しも、私も含めて、過ちはあると思うんですよ。だから、過ったなと思ったときは素直に過ちを認めて再出発する、それが私は成長の源であり、また 責任ある者の立場だと思っております。やはりこういうことは、国会中継を通じて日本全国の皆さん、子供までも私は見ていると思います。やっぱりけじめを付 けることの大事さ、過ちを過ちと認めることの大事さ、私はそれが大事だと思っております。
 そこで、この問題の多いNHK籾井会長を選任した経営委員長、お 聞きしたいと思います。
 当初、面接をされ、合格点を出されたわけなんですけれども、改めて、今 のこのやり取りも含めて、この二か月間の国会での答弁も含めて、どのように感想をお持ちでしょうか。

 

参考人(浜田健一郎君)  経営委員会は、会長任命の職責の重さを深く受け止め、十分な時間を掛け、内規に従って自律的に検討を行い、委員全員の賛成で籾井会長を任命いたしました。
 しかし、経営委員長として会長に二度の注意を行うこととなったことは、 経営委員会の総意としても誠に遺憾であると考えております。籾井会長は放送法を遵守すると繰り返し明言しており、反省の上に立ち、会長としての職務を執行 していただけるものと期待をしております。

 

尾立源幸君  その選考過程、議事録も私、拝見させていただきましたけれども、そんな長い時間掛けたわけじゃないんですね、実は。だからこそ、今新たな事実が御本人の適 格性について出てきたわけですから、先ほど申し上げていますように、過ちを過ちと認めて、経営委員会でやり直すべきじゃないんですか。委員長、どうです か。

 

参考人(浜田健一郎君) 会長は、再 三再四、放送法を遵守して業務の遂行を行うというふうに申しております。私ども経営委員会としては、しっかりと監督をしてまいり、その業務遂行に期待をし ておるところでございます。

 

 

- 総務委員会  平成260403

福田(昭)委員 浜田委員長 は、今回の一連の騒動について籾井会長に二度注意をしたということですけれども、籾井会長は本当に反省していると思いますか。 いかがですか。

 

浜田参考人 何度かお話 をしておりますけれども、本人は、反省をし、今後の職務執行に当たりたいというふうに申されておりますので、私としては、それに期待をしております。

 

福田(昭)委員  それでは、浜田委員長にお知らせしますけれども、四月一日の平成二十六年度の入局式で籾井会長が新採用職員に何と挨拶したか
  NHKに入局された皆さんにまず学んでほしいことがあります、放送法といっても百何条ございますから、一日で覚えることは大変難しゅうございますが、私が きょうお願いしたいのは、放送法第一条から第四条、それから第十五条、これだけは念仏のように読んでいただきたいというふうに思います、このほか、ど うやったら会長をやめさせられるか、そういうことも書いてありますが、そこのところはどうでもよいと思います、こう言っている
 いいですか、会長をどうやったらやめさせられるかということも書いてあ るけれども、そこのところはどうでもよいと思うので、皆さん、第一条、第四条、第十五条、これをちゃんと頭に入れてください、こういう挨拶をしているんで すよ。これは反省した人の言葉ですか。

 

◦浜田参考人 今の御質問 については、内容を承知しておりませんので、コメントについては差し控えさせていただきたいというふうに思います。

 

 

- 総務委員会  平成260513

林久美子君  籾井会長は恐らくそういうふうに御答弁なさるだろうと思っておりましたけれども、私もきちっとそれについては事実として確認をさせていただいた上で御質問 をさせていただいております。
  放送法第五十五条のところに理事の罷免について書かれているわけでございますけれども、このときには、「会長は、副会長若しくは理事が職務執行の任にたえ ないと認めるとき、又は副会長若しくは理事に職務上の義務違反その他副会長若しくは理事たるに適しない非行があると認めるときは、経営委員会の同意を得 て、これを罷免することができる。」と書かれておりますけれども、二月に再任されたばかりの二人がこれに当たるとは到底思えないと。罷免要件に当たらない のに辞任を求める、辞職を求めるというのは、私は、これは籾井会長の非常に自己中心的な行為であるというふうに思いますので、これについては厳しく指摘を させていただきたいというふうに思います。
  浜田委員長にお伺いしたいんですけれども、こうやって就任当日にまず理事全員の方に辞表を提出させたり、この間視察に行った日でしたっけ、その辞表は、籾 井会長、その前後にお返しになられたようですけれども、そういうふうにされたり、理事の方に辞任を迫ってみたり、あるいは人事も経営委員会の当日に突如出 してみたりということを考えると、これはまさに、放送法を守るというよりも、それも守り切れていないばかりか、現場の士気を低下をさせていると思います。
  浜田委員長、経営委員の皆さんは国会で選ばれて内閣総理大臣に任命されていらっしゃるわけですよ。非常に重たい。そして、会長以下の役員など執行部に対す る責任をある意味では負っていらっしゃるわけですよね。今の経営委員会は、ずっと籾井会長御就任以来これだけその事態が収束しない中で来ている以上、十分 にその職責を果たしていただいているとは残念ながら私は言えないのではないかというふうに思います。
 退任された理事の方が退任の御挨拶で、経営委 員会の場で、いまだ混乱は収束していない、これまで執行部に事態の収束に当たれと言ってきたけれども、むしろ経営委員会こそが責任を持って事態の収拾に当 たるべきだとおっしゃったと伺っています
  そうしたことを考えても、私は、もっと経営委員会はしっかりしてくれなきゃ困ると思うわけですね。NHKというのは、かねがね申し上げていますが、国民の 皆さんの受信料で成り立っているということは、すなわち国民の共有の財産なんですよ。そこの経営委員会なんです。二回これまで浜田委員長は籾井会長に対し て苦言を呈してこられましたけれども、もう三回目ですよ、三回目。ここはやっぱり、より重大な決意を持って経営委員会として事に当たらなければならないと 思いますけれども、浜田委員長、いかがでしょうか。

 

参考人(浜田健一郎君)  経営委員会といたしましては、三月の経営委員会では、経営委員会も、自らの責任を自覚した上で、真摯な議論に基づく自律的な運営を引き続き行い、監視・監 督機能を十分に果たしていくことを申し合わせました。
 また、視聴者の反響や受信料への影響などについて引き続き報告を 求め、注視していくことや、執行部の今後の事業運営や次期経営計画の立案などの個別具体的な業務に当たって厳しくその執行を監視し、意見を伝えていくこと が経営委員会の役割であると考えております。
 執行と監督という車の両輪として適切な緊張関係を維持しながら、 NHKが引き続き視聴者・国民の皆様から幅広く信頼され、支持され、公共放送としての使命を果たせるよう、全ての委員が真摯に取り組んでいると認識してお ります。
 経営委員会がその職責を果たしていけるよう、委員長としても引き続き努 めていく所存であります。(発言する者あり)

 

林久美子君  浜田委員長、ちょっと今の答弁は正直ひどいと思いますよ、誠意がないし。
 先ほども申し上げましたけれども、本当に国会で選ばれて内閣総理 大臣に任命された組織のトップとして余りにも自覚に欠けている。
 今のお話の中で、監視・監督機能を十分に果たしてということを確認した と。とてもじゃない、今の答弁で確認したとは思えないですよ、そのリーダーとして思えない。その点についていかがですか、もう一度きちっと答えてくださ い。

 

参考人(浜田健一郎君) 経営委員会 は、放送法のルールに基づき、私どもとしては十二人の委員の合議体であります。その委員の意見を集約を図りながら粛々と業務を遂行しているというふうに 思っております。

 

林久美子君 じゃ、 最後に一問だけ。浜田委員長は籾井会長でいいと思っていらっしゃるんですか。

 

参考人(浜田健一郎君) は い、そのとおりでございます。

 

又市征治君  <前略>
  それじゃ、NHKの浜田さん、毎回お見えいただいて恐縮でございますが、NHKの本年度の予算案については、御承知のとおり、籾井会長の公共放送に関する 認識の欠如であるとか、あるいはまたNHKが視聴者・国民の共有財産であるという認識の希薄さなどなど、そうした問題から、多くの政党が不承認、こういう 立場を取りました。本来全会一致で承認されるべき性格のものがそうならなかったことに、私は、会長自身が大きな責任と反省を持ってその後の慎重かつ適切な 運営に当たるのかなと、こういうふうに期待もしておったわけですが、残念ながらそうなっていない。遺憾ながら、依然としてそうした姿勢を感じることができ ないということについては、先ほど来から何人かの委員の方もまだこの問題を指摘せざるを得ない、こういう状況にあります。
 例えば、入社式での極めて不穏当な挨拶、従来の慣行を無視した役 員人事の決定過程の問題、さらには個々の番組の編集方針に対しての理事会でのおかしげな発言などなど、NHKへの多くの国民の危惧が収まっていない、こう いう状況があると思うんですね。極めて残念です。
 したがって、こうした籾井会長の不適切な言動による国民からの厳しい意 見が依然として続いている、NHK内のぎくしゃく、こういった問題を含めて、会長人選に当たられた浜田経営委員長自身の率直な今現在の状況についての認識 をまずお伺いしたいと思います。

 

参考人(浜田健一郎君) 委員御指摘 のように、やはり一月二十五日以降の、就任会見以降、NHKの中がいろいろ混乱したことはそのとおりだというふうに思っておりますけれども、今、籾井会長 以下、収束すべく、新たなスタートを切るべくいろいろ努力をされている最中かなというふうに思っています。

 

又市征治君  答えになっていませんが、後でもう一つ聞きます。
 <中略> 

  あわせて、浜田委員長にも伺いますが、一部の報道によりますと、番組の編集について、先ほども申し上げましたが、理事会で意見対立があった、むしろ会長が 注文を付けたということがあったと報じられているわけですが、委員長は議論内容は当然把握をされていると思いますけれども、そこで、公共放送としての基本 的方向性についてNHK内で意見が食い違う、あるいは従来の政府見解とは異なる方向性が打ち出されようとする場合に、どのようにこのことについてお考えに なるのか、併せてお伺いをいたします。

 

参考人(浜田健一郎君)  放送の公平性を担保するための具体的な施策につきましては、執行部で基本的には議論すべきものと認識をしております。
 放送は放送法にのっとり公平公正に行われるべきものであり、そのために NHKでは自律的に番組基準や放送ガイドラインを作成し、その趣旨に沿って執行部が放送を行っているものというふうに認識をしております。

 

 

- 総務委員会  平成260520

奥野(総)委員  ここでどうだと言っても押し問答になるだけですから、これ以上は、あったかどうかについては質問いたしませんが、朝日新聞がここまで取り上げて書いている 以上、何らかのことがあったんだろうというふうに私は理解をしております。
  その上で、こうした、ここに書いてあること自体は、言っていること自体は、低所得者層への負担軽減の議論を紹介しろということ自体は、私はそんなに間違っ たことを言っているとは思わないんですが、しかし、会長がやはり個々の番組の中身について指示を出す、それに近いことをするというのは、私は問題だと思い ます。
 現に、会長自身も、個人的見解を放送に反映させることはないとこ こで何度も答弁をされているわけでありますから、もしこういうことがあったとしたら、放送法上、まさに公共放送が何たるかを理解していない、放送が何たる かを理解していない、非常に問題だと思います。
 一般論として、こうしたことについて、会長が個々の番組の内容について 意見を言う、あるいは指示をするということについて、経営委員長はどうお考えでしょうか。

 

浜田参考人  放送の公平性を担保するための具体的な施策については、会長以下執行部が議論すべきものと認識しておりますので、コメントについては差し控えさせていただ きます。
 いずれにしましても、放送は、放送法にのっとり公平公正に行われ るべきものであり、そのためにNHKでは、自律的に番組基準や放送ガイドラインを作成し、その趣旨に沿って執行部が放送を行うものと認識をしております。
 また、会長は、放送法を遵守すると繰り返し答弁しており、また個人的見 解を放送に反映させるつもりはないとも言っておりますので、それに沿った業務運営がなされるものと認識をしております。

 

 

- 総務委員会  平成260522

福田(昭)委員 <前略> 

  四月二十四日に久保田啓一理事・技師長と上滝賢二理事が退任したわけですけれども、両理事からは、最後の言葉として、経営委員会からは、これまで、執行部 が一丸となって事態の収拾に当たるように言われてきました、本日、私からは、経営委員会こそが責任を持って事態の収拾に当たってほしいと申し上げたい。も う一人は、経営委員会の皆様におかれましては、新執行部に対する管理監督の役割と責任を十分に果たしていただきたいと、経営委員会に対して強い要請があり ましたが、浜田委員長はどうお考えですか。

 

浜田参考人  退任の御挨拶としては異例な御挨拶があったのは事実でございまして、私は、お二人の理事はこれまで真摯に協会のために尽くしてこられたというふうに感謝を しておりますし、公共放送NHKを思うがゆえの発言であったというふうに理解をしております。
  私の方からは、お二人のお話を重く受けとめ、今後の業務に生かしていきたいと申し上げました。そして、よい番組をつくり、よい報道をし、よい経営をしてい くこと、あわせて、今、NHKにとっては重要な節目の時期なので、新たな経営計画もしっかりと作成すること、これらNHK本来の業務を行うためにも、経営 委員会と新執行部は一体となって取り組んでいくべきだというふうに申し上げました。

 

福田(昭)委員  緊張感を持たせるために日付のない辞表を出させる人は誰もいませんよ。これは、まさに恐怖政治をやるようなものですよ。まずいと思ったから返したんでしょ う。
  これは明らかに、日付のない辞表をとったのは、実は有効になっちゃうんですよ。ですから、籾井会長が勝手に日付だって入れられる。入れることまで含めて籾 井会長は辞表を預かったんですよ。だから、籾井会長が日付を入れれば、どんな理由をつけてだって経営委員会に諮れるんですよ。いいですか。こんな恐ろしい ものはない。そういうことがだんだんわかってきたので、返したんじゃないですか。こんな恐ろしいものはないんですよ。もしそれがわからなかったとしたら、 あなたは人事権を扱う資格がないということです、これは。
  そういうことで、ぜひ浜田委員長にはお願いをしておきたいと思いますが、四月一日の入局式の講話でも、放送法に規定する会長を罷免させる条文はどうでもよ い、一条から四条とか十五条だけよく勉強しろとか、そんな話が外に漏れたら犯人捜しをする。また、四月二十二日の経営委員会では、経営委員の話を全く聞か ない、しかも、再任したばかりの専務理事にやめろと迫る。
 浜田委員長が経営委員会の会長で、やはりこれは経営委員会の皆さんに籾 井会長の罷免を諮るべきだと思いますが、いかがですか。

 

浜田参考人 初 動に当たっていろいろあったことは事実でございますけれども、現在、籾井会長は、業務執行に当たっては放送法を遵守すると繰り返し明 言をされており、不偏不党の立場をとっていく旨も表明をしております。
 反省の上に立ち、会長として職務を執行していただけるものと期待をして おります。

 

 

- 総務委員会  平成260619

主濱了君  ありがとうございました。まだ動いておりますね。
 それで、四月十九日、佐賀放送局で開催された 視聴者と語る会で出された批判的な意見、厳しい御意見が寄せられたと、こういうふうな御認識はあったようでございますが、この厳しい 御意見に対して経営委員会としてまずどのように対処されたのか、これが第一点です。
 それから二点目、作成することとしていた開催報告書、それから視 聴者の皆様への公開、これはどのようになされているか。
 まず、この二点についてお伺いしたいと思います。

 

参考人(浜田健一郎君)  今御指摘の四月十九日の佐賀放送局で開催されました視聴者のみなさまと語る会につきましては、四月二十二日の経営委員会で出席した委員から報告を受けまし た。先ほど委員の方からございましたように、参加した視聴者の方から、会長の発言、辞表問題等について厳しい意見もいただいたという報 告でございました。このような意見を経営委員会としては真摯に受け止めながら、地道に信頼回復の努力を続けていきたいというふうに考えております
 それから、今ございました佐賀放送局の視聴者の皆様への公開でございま すけれども、去る六月十日に開催されました経営委員会において正式な議題として報告を受けました。また、開催報告を六月十三日に経営委員会のホームページ に掲載し、視聴者の皆様に公表をしております。

 

 

- 総務委員会  平成261113

藤末健三君  <前略>
 私は、この一般質疑、非常に重要なものと思いますが、NHKの問 題を冒頭にさせていただきたいと思います。
 皆さんのお手元に今資料を配らさせていただいておりますけれど、 二枚目を御覧ください。
  これは、百田委員とおぼしき方が書かれたツイッターでございまして、御覧になっていただきますと、上の方から、土井たか子先生が亡くなられたときのツイッ ターもございますし、何と自民党の望月環境大臣についても書かれておられますし、我が党につきましては民主党の枝野と名指しで書いておられます。
  これにつきまして今までいろんな議論があったわけでございますが、この一番目にございますように、放送協会の経営委員が全国紙に載った記事だけ抜き出して もこれだけになるという状況。そして大臣、見てください、これ、議事録。この問題で議論された議事録はこれですよ。どれだけの時間が使われたか、この問題 に。NHKの経営委員の方が不規則な発言をされることによって、私たちが本来議論すべき様々な政策などが議論できずに、これだけの時間、すさまじい時間が 国会の我々の審議に使われているんですね。
 この状態をどう思うか。大臣と、そして是非、経営委員長、お聞かせくだ さい。

 

参考人(浜田健一郎君)  今大臣が御答弁になられましたけれども、私も経営委員としての職務以外の場において、自らの思想信条に基づいて行動すること自体は基本的には妨げられない と認識をしております。
 しかしながら、そのような立場であっても、NHKの経営委員であ るがゆえに社会の注目を集めるということもあり、二月の経営委員会では、改めて委員各自が服務準則を遵守し、公共放送の使命と社会的責任を自覚し、一定の 節度を持った行動をすることを申し合わせております。
 経営委員は、広い経験と知識を有する者が任命されております。この一定 の節度というものを深く自覚し、自律的、総合的に判断し、行動していただきたいというふうに思っております。

 

藤末健三君  大臣、もうこれ、申し上げるだけ申し上げますけれども、放送法三十一条が、「委員は、公共の福祉に関し公正な判断をすることができ、」と書いてあるんです ね。もういろんなところで議論されていますから繰り返しませんけれども、法律をきちんと運営してくださいよ、総務省として、所管大臣として。放送法の所管 大臣は総務大臣です。それをどんどんどんどんなし崩しにしたら、悪い事例がどんどんできてくると思う。それを是非考えていただきたいのが一つ。
  そしてもう一つ、浜田経営委員長に強く申し上げたいのは、二月におっしゃったわけでしょう。議事録ありますよ、ここに。お聞きしたかったのは、この一枚目 見てくださいよ。それ以降、どれだけのことが起きました、二月のこの議論をした後に。この二月の申合せはちゃんと守られているかどうか、答えてください、 委員長。

 

参考人(浜田健一郎君) 先ほどお答 えしましたけれども、二月に申合せを行った以降、直近の委員会でも各委員間で意見交換を行い、二月の申合せの再確認を行っております。引き続き、努力をし ていきたいというふうに思っております。

 

藤末健三君  経営委員長にお聞きします。
 例えば、ここにございます五月二十五日の話とか六月十九日の発言、あり ますよね、私の配った資料、一枚目。二月の申合せは守られているというふうにお考えですか、これ、この中身を見て。お願いします。

 

参考人(浜田健一郎君)  職務以外の場でなされた発言について、経営委員会として妨げることは基本的にはできないというふうに理解をしております。
 経営委員会としては、先ほど申し上げたように、経営委員間の意見交換を 進めて努力をしてまいります。

 

藤末健三君  それでは、お聞きしますけれども、NHKの経営委員の服務基準ってあるんですね。失礼しました、NHK全体の服務基準だと思いますが、第二条、「経営委員 会委員は、放送が公正、不偏不党な立場に立って国民文化の向上と健全な」ということがあるわけですよ。経営委員は、放送が不偏不党ということが書かれてい るんですが、これに該当しますか、該当しませんか、このツイッターは。明確にしてください。

 

参考人(浜田健一郎君)  経営委員は、様々な御意見の持ち主の方の集合体であります。経営委員会としては……

 

藤末健三君 答えていな い。服務規定を聞いているんだ、僕は。

 

参考人(浜田 健一郎君) 公平公正な運用をやっているというふうに思っております。

 

藤末健三君  ちゃんと答えてくださいよ。はっきり言って。委員長が責任持ってやらなきゃいけないんですよ、これは法的に。委員は来られないんだから、ここに。きちんと した規則に基づいて、どうしているかをお聞きしているわけですよ、委員長が。委員長が委員会を統べらなきゃ誰が統べるんですか。答えてください、正確に。

 

参考人(浜田健一郎君) 先ほど申し 上げましたように、繰り返しになりますけれども、委員個人が御自分の意見を、自分の信条に基づいて吐露されることについては妨げられない。ただ、委員会自 体の運営、運用については、公正公平に運営しているというふうに私自身は思っております。

 

藤末健三君  いいですか、もう一回お聞きしますよ。服務基準、準則の二条、これに該当するかどうかと聞いているわけじゃないですか。ここに明確に、経営委員は、放送が 公正、不偏不党な立場で放送されるようにすると書いてあるわけですよ。不偏不党なことになるんですか、このツイッターが。ツイッターって公の場に、何十万 人の方が見られるわけですよ。どうなんですか。そのことをイエスかノーかで答えていただきたい。

 

参考人(浜田健一郎君) 先ほどから 申し上げておりますように、委員個人の意見は様々あると思います。それで、個人の皆さんが意見を吐露されることは妨げられないと何度も申し上げているんで す。ただ、一方で、委員会の運営自体はきちっとやっておりますということでございます。

 

藤末健三君  委員会がきちんと運営されていたら何でもいいわけですか、これ。どうですか、それは。多分、浜田委員長がもうお答えする能力がないというふうにしか判断で きませんよ。
 我々は本当に多くの時間をこれだけ使ってきたんですよ。これ見て くださいよ、議事録。これ自民党の方もやっているんですよね、NHKの問題は。
  本来は、一般質疑であれば我々は政策を幅広く議論すべきところが、こういう問題が起きて、結局何かというと、我々国会でしか議論ができないじゃないです か。国会でしか議論できない、そして経営委員は呼べない。委員長に来ていただくしかないわけですよ、私たちは。その委員長がこのようないいかげんな回答を するようでは、何のガバナンスが利いているか分からないですよ、私。
 せっかくですから、もう委員長が答えられないなら、会長にお聞き していいですか、会長に。
 会長にお聞きしたいのは、NHKのたしか放送ガイドラインがある と思うんですよね。NHKのガイドラインがあります、放送のガイドラインが。そこにおいては、「政治的公平性に疑念を持たれないように配慮する。」と書い てあるわけですよ、NHKのガイドラインには。
 例えば、NHKの記者さんがこういうツイートをした場合、どうなりま す。お答えください。

 

<この間、藤末委員と籾井会長の質疑―省略>

 

参考人(浜田健一郎君) NHKのガイドラインは、経営委員は対象 外であります。
 ソーシャルメディアの私的利用は、基本的には個人の判断と責任で行うも のと承知をしております。しかしながら、経営委員である以上、ソーシャルメディアの利用についても委員各自の服務準則の遵守と一定の節度が求められるとい うふうに考えております。