駐アフガン米当局者 戦争に抗議辞任

http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/afghanistan/2009/10/post-4ecb.html

米国:「アフガン戦争、理解と自信失った」 外交官「辞表」に波紋 復興指揮を経験

 【ワシントン草野和彦】「アフガニスタンにいる戦略的目的への理解と自信を失った」。アフガンで復興作業を担当し、9月に辞職した米外交官が、提出した辞表の中でアフガン戦争に強く抗議していたことが分かり、米メディアが大きく取り上げている。オバマ大統領が「必要な戦争」として、米軍の追加増派を検討する中、現状を熟知する外交官の辞職は米世論にも影響を及ぼしそうだ。

 元外交官はマシュー・ホーさん(36)。海兵隊大尉を経て、国防総省からイラクに派遣され、最大5000人のイラク人を使い、復興作業を指揮した。ホーさんは今年3月、1年契約で国務省に入り、アフガン南部ザブール州で上級代表として復興チームを率いた。

 ザブール州は反政府武装勢力が活発な地域。米メディアに対してホーさんは、武装勢力の戦いは「地元意識」に根ざしており、米軍など国外からの軍隊の存在そのものが活動理由になっていると指摘。アフガン・パキスタン担当のホルブルック特別代表の慰留を振り切り、辞職した。

 オバマ大統領が掲げるアフガン戦争の目的は、国際テロ組織アルカイダの壊滅。最大4万人とされる追加増派を巡る米政府内の議論は、反政府武装勢力タリバンも掃討の対象にするかが焦点になっている。ホーさんの辞職は、追加増派に慎重な意見に一定の正当性を与えることになる。

 ホーさんは今週、「慎重派」の代表であるバイデン副大統領の外交顧問と面談することになっている。
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毎日新聞 2009年10月28日 東京夕刊
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http://www.afpbb.com/article/politics/2657341/4821983
【10月28日 AFP】アフガニスタンに駐在経験のある米外交官が、米政府のアフガニスタン戦略を批判して辞任したことが明らかになった。この事態を受け、米国務省は27日、同元外交官の意見を「非常に真剣に受け止める」と表明、波紋が広がるのを抑えようとしている。

 辞任したのは、前月までイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)の拠点となっているアフガニスタン南東部ザブール(Zabul)州に、上級外交官として駐在していたマシュー・ホー(Matthew Hoh)氏(36)。米国の8年間におよぶ「戦争」で、米政府に抗議して辞任する初の政府高官となった。

 ホー氏は辞表の中で、米国はアフガニスタンの数十年におよぶ内戦の「助演男優」であると表現。米国の任務に対する「理解と自信を失った」と述べた。

 また、米国に対する攻撃を防止するためには、米国が、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)とタリバンを壊滅させる必要があるとの意見について、「そのためにはパキスタン西部やソマリア、スーダン、イエメンなど地域を占領しなければならない」と述べ、しりぞけた。

 米ホワイトハウス(White House)高官らは数週間前にこの4ページに及ぶ辞表を読んでいた。しかし、ロバート・ギブス(Robert Gibbs)米大統領報道官によると、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、27日の米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)の報道で初めて知ったという。

 ホー氏は、米海兵隊の大尉としてイラク戦争に従軍した経歴を持つ。ことし3月に国務省と1年間の契約を結び、アフガニスタンの地域再建計画に取り組んでいた。(c)AFP/Andrew Beatty
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〔NEWS〕 アフガンでなぜ戦い続けなければならないのか?……米国務省で初の抗議の辞任 元海兵隊大尉、マシュー・ホー氏(36歳)
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2009/10/post-2121.html
米紙ワシントン・ポストによると、米国務省〔日本の外務省にあたる〕の、36歳になる中堅スタッフが、アフガンでの戦争継続に疑問を投げかけ、辞任した。

 元海兵隊大尉で、イラクなどでの戦歴もある、マシュー・ホー氏。
 アフガンでの戦争継続に抗議して辞職する政府職員が、遂に現れた!
 Hoh という名前からすると、ベトナム系のアメリカ人かも知れないがハッキリしない。 アフガン現地で文民として働いた経験の持ち主だそうだ。
 そのホー氏が、抗議の辞任! オバマよ、彼の声を聞け!
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http://www.amakiblog.com/archives/2009/11/07/#001524
 鳩山首相には石橋湛山のような側近政治家が必要だ
   まじかに迫ったオバマ大統領との首脳会談を前にして、鳩山首相には是非とも知ってもらいたい事がある。 それは米国のアフガン戦争は間違いだと言って辞表を叩きつけた米国外交官マシュー・ホーのアフガン分析である。
 36歳のこの米国外交官の名前を私が初めて目にしたのは10月28日のワシントン発時事の配信記事であった。 その記事は次のような短い記事であった。
 「27日付の米紙ワシントン・ポストは、アフガニスタンのイスラム武装勢力タリバン支配地域に駐在していた米外交官が、アフガン戦争に反対して9月に辞任していたと報じた。米政府当局者がアフガン戦争への抗議のために辞任するのははじめてという」 この記事はしかし、日本の新聞ではまったくと言っていいほど取り上げられなかった。この事を知っている日本人はほとんどいないに違いない。
 しかしインターネット上で流れているマシュー・ホー氏の国務省宛ての辞表を読めば、心ある者は感動に胸が震えるだろう。 A4版で3ページ半ほどのその辞表こそ、米国の8年に及ぶアフガン戦争の間違いを見事に言い当てている。
 アフガン戦争に兵士を送り続けた人事責任者の一人であった彼が言うのは、この戦争は戦略の間違いではない。戦争そのものが間違っている、と言うのだ。
 その間違った戦争に米国の若者の命や米国の資金を投入する意義は微塵もない。
 そう訴える彼の辞表の内容をここで詳しく紹介する余裕はないので、興味のある読者の為に以下に関連サイトを掲げておく。
 ここでは、マシュー・ホー氏の辞表の中で私がもっとも注目した個所は、すなわち、米軍や外国軍はもとより、カルザイ政権とその下で働く警察組織さえも、アフガン主要部族パシュトゥン人たちにとっては、部外者であり占領者、抑圧者である。
 だから彼らが存在する限り抵抗はなくならない。外部の勢力がアフガンを統治する限りアフガンの安定はない、と。 それが事実とすれば、日本が行おうとしているアフガン支援は、決して本物の人道・復興支援ではない。それどころか、アフガン国民に敵対する資金協力ということになる。 鳩山政権が当然の事のように表明しようとしているアフガン支援は、アフガン大衆の抵抗の標的である占領者米国とその傀儡政権、警察に対する支援という事になるのだ。 外務官僚はこのマシュー・ホー氏の辞表を読んだことがあるのか。岡田外相はそれを知っているのか。
 いや外務官僚や岡田外相はどうでもいい。少なくとも鳩山首相にはこのマシュー・ホー氏の存在を知ってほしい。そしてその辞表書簡に目を通してもらいたい。
 その書簡は外務官僚のいかなるブリーフィング資料よりもはるかに価値がある。
 鳩山首相は今、米国とその米国に魂を売り渡して迎合する自民党政治家、官僚、メディアなどの包囲網の中にある。
 たとえば今日(11月7日)の新聞を見ただけでも「日米同盟を危うくしてはいけない」のオンパレードだ。
 「同盟の弱体化を避けよ」(北岡伸一東大教授─日経)。「揺らぐ日米同盟」(古森義久─産経)。
「日米の認識の落差を憂う」(香田洋二元海将─読売)、「(普天間基地移設合意の)遅れは同盟に影響」(ローレス前米国防副次官─毎日)、「首脳会談直前 きしむ日米」(朝日)などなどである。 特に朝日新聞の記事の中に掲載されていた外務省幹部の次の言葉は噴飯ものである。 「ここ1,2カ月が勝負。失敗すれば『民主党政権とは何をやってもだめだ』という米側の評価が定着する」
 このような恫喝を前にして、民主党の政治家はもとより、連立政権を組んだ社民党の政治家を含め、誰ひとりとして鳩山首相を勇気づける者はいない。
 米同盟関係の鎖を断ち切り、平和憲法を掲げた自主、独立した外交こそが日本を救う道だ、と堂々と語る者はただの一人もいない。
 鳩山首相を孤立させてはいけない。いまこそ鳩山一郎内閣の閣僚であった石橋湛山が必要だ。
 米国の理不尽な圧力など無視せよ、正しい対米関係を貫け、と鳩山首相に進言できる重要閣僚が側近の中で現れてこなくてはいけない。
 「正しい事を主張している日本であるにもかかわらず、そんな日本との関係を不要であると米国が言い出すなら、しょせんそのような米国との関係は、決して日本にとって重要なものではないということだ」
 そう国民の前で堂々と公言できる気骨ある民主党の政治家はいないのか。
 見ているがいい。米国は「テロとの戦い」に自らを滅ぼすことになる。
 マシュー・ホーのように真実を語る勇者こそ最後に勝利する者だ。
 正しいことほど強いものはない。

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駐アフガン米当局者 戦争に抗議辞任
http://s02.megalodon.jp/2009-1031-1521-35/www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009102802000216.html
2009年10月28日 夕刊 東京

 【ワシントン=嶋田昭浩】ケリー米国務省報道官は二十七日の記者会見で、アフガニスタン南部ザブール県駐在のマシュー・ホー米上級代表が九月に辞任していたことを明らかにした。同県は、イスラム武装勢力タリバンの拠点の一つで、ホー氏は辞表で「アフガン政府支援のために、米国が犠牲を払い続けることの意味を見いだせない」と強調していた。米メディアによると、米中枢同時テロを受け二〇〇一年に始まったアフガン戦争に抗議しての米当局者の辞任は初めて。

 ホー氏は、二〇〇四年から〇五年までと〇六年から〇七年にかけて米海兵隊士官や国防総省当局者としてイラクに駐在し、復興事業に関与。今年三月、米国務省に雇用され、アフガニスタンに駐在していた。

 辞表では、「米国の戦略目的に対する理解と自信を喪失した」と辞任の理由を示した上で「アフガニスタンにおける米軍の存在こそが、反政府勢力(の活動)に正当性を与えている」と指摘した。

 ケリー報道官は、ホー氏の任用が来年三月までの一年間に限定されていたとする一方で「ホー氏の見解を真剣に受け止めている」と述べた。
駐アフガン米当局者 戦争に抗議辞任


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