Column

2009年12月22日 (火)

論稿 「ジャーナリズムとしてのNHKヘ」 湯⼭哲守

 「ジャーナリズムとしてのNHKヘ」 湯⼭哲守
『季論21』社のご厚意により最新号(第6号09秋)から転載させていただきました。
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2009年8月13日 (木)

”Column” "NHK watch" 3題

昨年私たちがNHKの新経営委員として推薦した桂敬一氏からの投稿を二つ紹介します。(参照 桂敬一さんの所信表明NPJメディアは今 何を問われているか
1. ”Column”  
 ”Nスペ「JAPANデビュー:アジアの“一等国”」の向こうにあるもの”
氏は『坂の上の雲』問題に関し
”NHKが向こう3年間、政財界の“司馬好き”、歴史を物語る彼の語り口の面白さに魅せられる国民の人気にかまけて『坂の上の雲』を放送、大成功を獲得したら、いったいどういうことになるでしょうか。一つの番組の偏向、良否を論ずるという番組批評の領域をはるかに超え、戦後民主主義の経験と、そこにおける歴史認識を土台に形成されてきた国民世論のありようが、大きく変質することになり、NHKというもののあり方そのものが、大きく変わる―変えられてしまう危険がある、と私は憂慮するのですが、それは杞憂でしょうか”
と述べられておられます。
皆様は如何にお考えでしょうか。
全文はこちら

2."NHK watch"
 ”NHKの「同時進行裁判員裁判」報道に対する重大な疑念について”
  はこちらから

3.”Column” (共同代表 湯山哲守氏)
    ”NHKをめぐって何が問題となっているのか?” 
  はこちらから

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2009年4月17日 (金)

Column "医療荒廃の現状"についての投稿を紹介します。

投稿者:呼びかけ人メンバー 近藤義臣(群馬大学教員)
最近、ある医者に昨今の医療荒廃の現状と群馬県前橋市の前橋公園にも、3月末で沢山の職を失う人々への炊き出し等を行う「派遣村」が3月27日にできたと教えられました。

その医師の医療関係の資料には次の様な取材記事が載っていました。

1.最近の個人の歯科医院の医師達の多くが、ワーキングプアの状況に置かれて、看護婦も雇えず歯科医院の他の仕事もしないと生活が成り立たなくなり、廃業せざるを得ない歯科医院も多い。(この事は医師仲間の常識になっているとの事で、ある小さな新聞社だけがこの状況を詳しく調べて報告している記事も見せて頂きました。)

2.昨今の医師不足は、NHKや民放のテレビニュースで報道される以上に深刻である。
特に若い医師達が眠る時間も取れずに働き続けざるを得ず、無理をし続けている若い医師達が心臓発作等による突然死や深夜に車で帰宅途中に(恐らく居眠り運転をして)自動車事故で死亡したり、勤務に疲れて気力を失い自殺してしまう等の正に過労死をするケースが昨今急増している。更に、大きな病院に勤務する若い麻酔医達も、自宅に居る間も常に連絡があれば夜中でも駆けつける常時緊急体制の下に置かれ、ストレスで夜も眠れず終には自殺する事例が発生している。これらの若い勤務医の過労死に伴い、働き盛りの医師の不足を更に助長して医療現場の悪循環が起こっている。

3.この様な医療体制の崩壊は、10年以上も前に予想され警告されて居たにも拘らず、政府と医療関係省庁は医療費削減だけの押し付けの法律や規制を行うだけで、医療体制の崩壊を未然に防ぐ方策を何も行って来たと言えず、政府と医療関係省庁の官僚の責任は重大である。

 以上の様な状況を私は知り、NHKこそがこれらの状況をニュースや特別番組にして放映し、日本中の人々に情報を伝えると共に、ジャーナリズムの基本にのっとり、医療体制の崩壊で深刻な不利益を被る市民達の代弁者として、権力者たる政府と医療関係省庁へ警鐘を鳴らし続ける責務を負うべきであると、私は考えます。「派遣村」が出来ると話題性があるとして、一時はNHKはニュース特集で放映しましたが、最近のNHKはWBCや民放の様にタレントを入れた娯楽性の多い番組が目立つようになったと、私の家族は批判しています。「派遣村」が必要な非常に多数の人々が今も厳然と存在し、これからも増え続けると予想されています。

 先進国の中で貧困率の数字の大きい国の第一位が貧困大国のアメリカで、第二位が日本、第三位は貧困率の数字が可也小さくなって欧州の国が続くという統計記事を知らされ、私は唖然とせざるを得ません。これらの状況もNHKが放映し続け、権力者たる政府と関係省庁へ警鐘を鳴らし続ける責務を負っているはずです。

「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」 として、上記のような事柄を、NHKが日本市民の代弁者として放映し続けるように 働きかけていただきたいと、私は考えているのですが、、、。

近藤義臣 群馬大学大学院工学研究科 電気電子工学専攻 計測制御エネルギー分野
Home page:http://www.el.gunma-u.ac.jp/~kondohy/
-----「存在が意識を決定し、意識が存在を決定する」---

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