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2014年6月11日 (水)

「籾井勝人、百田尚樹、長谷川三千子3氏の辞任・罷免を求める署名」5万筆超える

 6月9日(月)午後「籾井勝人、百田尚樹、長谷川三千子3氏の辞任・罷免を求める署名運動」推進7団体の代表はNHKを訪問し署名第6次集約分(署名簿8,968筆、ネット署名157筆)(累計52,112筆)を渋谷のNHKに出向き経営委員会に提出しました。

≪参加≫

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4団体=VAWW RAC、放送を語る会、視聴者コミュニティ(渡辺運営委員)、計6名。
NHK= NHK視聴者部山本健一副部長、NHK経営委員会事務局菅沼明彦副部長。
≪初めに署名簿提出≫
 前回(5月12日)(第5次集約)から約一ヵ月で1万筆に迫る署名が集まり、約3か月の累計は5万筆を超えた。多くの手紙も添えられており「受信料の銀行引き落としを止めた。籾井会長が辞めるまで受信料を払いたくない」など強い声が多い。経営委員会は優柔不断で結論を出さない態度を改め、籾井会長を早期に罷免されたい。ここに12名の経営委員それぞれ宛てに文書を封筒に入れてきた。必ず届けていただきたい。

≪主な質疑≫
Q これまでに届けた署名は、経営委員には積み上げて見せているか?
A 署名数の報告だけで、現物は見せていない。
Q 前回の申し入れ(5/17)に対する5/23付けの回答で、「このたびの一連の動きにつきましては、多くの視聴者の皆さまから、さまざまなご意見、申し入れをいただいており、個別のご意見、申し入れ、ご質問に関する回答は、差し控えさせていただいております」とは?
A 委員の多くは常勤ではなく、多様な声、4月下旬からは葉書も沢山来ているのでご理解を!
Q 経営委員は視聴者の代表として視聴者の声を聴く機会を大切にすべきだ。6日に視聴者コミュニティが指摘していたが、このたびの一連の問題では経営委員が「視聴者と語る会」を東京で臨時に開催することを検討しないのか?
A 定例の開催を全国で順番に開催する予定だが、まだ一回りできていないので、これを残したまま東京だけ二回目と言うのも・・・。

Q 長谷川三千子経営委員が、自身の著書『民主主義とは何なのか』文春新書の中で、『ヴァンデ戦争―フランス革命を問い直す』(一九九六、筑摩書房)を引用しているが、その原作者は民主主義の否定にぼくを利用するな! 安倍政権のねらいと「公共放送」の中で、「ぼくの研究を盗用・逆用するな!」「学者・研究者の失格」などと抗議している。この31ページの資料を是非経営委員の渡して頂きたい。
Q NHK OB(会員1万超)の会報で、籾井会長への深刻な問題指摘が沢山掲載されている。これも各委員に渡していただきたい?それにしても百田氏の他人を誹謗中傷する言葉のひどさは品が無さすぎる。差別言葉を公衆の前で使うような人が経営委員であることはNHKの信頼を大きく傷つける。即刻辞めるべきだ。
Q 受信料の収納状況?
A 2か月毎の会見で伝えている。不払いや口座引き落とし停止の数値は公表していないが聞かれたときに応えている。契約変更の理由は確認していない。
Q 経営委員会の議事録では、契約変更の数値が前年比7,000件増えたとあったが・・・?
A 契約変更数は、2月から5月で23,000件、今年は7,000件余り増えた。<2014.6.9 渡辺記>
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署名集約事務局から

 署名が5万筆を越え、6月9日NHK経営委員会に提出しました。
各地からNHK籾井会長、百田・長谷川両経営委員罷免要求署名をお送りいただきありがとうございます。
みなさまのご協力により、署名は6月8日現在52,112筆(署名簿44,396、ネット署名7,716)に達しました。
署名を呼びかけた団体の代表が、6月9日午後NHK経営委員会に第6次集約分8,968筆を提出しました。署名が5万筆を越えた今回は、署名にこめられた視聴者の思いが一人一人の経営委員の心に届くよう全員への手紙を添え、必ず届けるよう経営委員会事務局に強く求めました。 

 手紙では、浜田経営委員長以下10名の委員には、「放送法55条に則って籾井会長罷免を決断すること」、百田・長谷川両委員には、「52,112筆の署名の重みを深く受け止め、自ら職を辞すること」をそれぞれ求めました。
 署名は今後も継続し、署名の集まり具合をみながら集約・NHK経営委員会提出の時期を決めたいと思います。 これからもご協力お願いします。
 前回の署名提出後NHK経営委員会・理事会に提出した私たちの質問(5/17)に、書面で回答がありました。
「放送の公平性に言及した籾井会長の4/30理事会発言」、「理事人事案件を4/22 経営委員会当日提出した籾井会長の行為」、「4/1 新入職員入局式の籾井会長発言」に対する経営委員会の見解を問うたことについては、「個別のご意見、申し入れ、ご質問に関する回答は、差し控えさせていただいております」という木で鼻をくくったような回答でした。

「籾井会長、百田・長谷川両経営委員の一連の言動以降の、受信料支払い停止ないしは凍結の件数」については、理事会に変わってNHK視聴者部から以下の回答がありました。「2~4月までの3ヶ月間で支払い方法を変えた件数は24,000件で、前年同期に比べ7,000件増えています。4月下旬より順次訪問を開始、理由を把握することになりますが、現時点では件数を把握していません」と,こちらも3氏罷免を求めた支払い停止・凍結の数は明らかにしませんでした。
私たちは今後も、追及してゆくつもりです。
 署名提出に先立つ6月6日には、NHKを監視・激励する視聴者コミュニティが、百田委員の5/24 自民党岐阜県連大会発言について、本人に対し自己批判・謝罪要求、経営委員会に対し「辞職勧告」要求、監査委員会に対しては「籾井会長の放送法等からの逸脱行為、百田経営委員の服務準則違反行為の差し止め」を申し入れました。

 各地から「籾井・百田・長谷川罷免」を求める視聴者・市民のうごきも届いています。
 5月20日、「NHKをただす所沢市民の会」(門目省吾事務局長)が、「NHK会長籾井勝人氏が辞任するまで、NHK『受信料の支払い留保』」を呼びかけました。
 6月6日には、名古屋在住のNHKOB・OG 21名が連名で、NHK経営委員会委員全員に「籾井勝人氏の会長資格についての質問」を送りました。
私たちの署名活動についても、現在までのところNHK労組(日放労)の協力は得られていませんが、受信料契約業務などに携わる人たちの労働組合が取り組みを開始したニュースが届いています。
6月21日には、大阪・中之島公会堂で「やめなさい!NHK籾井会長、百田・長谷川経営委員の罷免を求めます」のタイトルで関西大集会が準備されています。
NHK経営委員会に、放送法55条に則った「籾井罷免」の決断を促すのは、こうした聴者・市民の力だと思います。
私たち署名に取り組む7団体は、今後一層「籾井・百田・長谷川罷免」運動を強める決意です。
○ 3氏罷免要求署名活動の継続
○ 籾井会長罷免または辞任まで期限を区切った受信料支払い凍結、口座引き落としの停止運動
○ NHK経営委員会に「籾井罷免」の声を集中する要請はがき・FAX・メール
などに、これからも全国のみなさんの一層のご協力をお願いします。
2014年6月10日 署名集約事務局 小滝(放送を語る会)

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