2011.5.22 関西フォーラム「あれでいいのか?NHK会長選びと原発震災報道」
原発震災報道は真実を伝えているか?
1 NHK をはじめテレビ報道は被災者の真実をリアルに伝えてきたか?
・「明るい話題」にことさら焦点を当てていないか?死者12000人、行方不明15000人の数字だけが踊り、その実態に迫っていないのではないか?
2 原発報道で深刻な真実を伝えず「安心」ばかりが強調されていないか?
・「直ちには健康被害がない」などの気休め報道が多すぎないか?
・「放射能汚染の水」を海に放出するという事態は「原発依存政策の失敗」を証明するものだと強調すべきではないのか?本質問題が避けられていないか?
3 東電の責任、指導できない政府、監視する役割を果たせない原子力保安院の「独立性」欠如を追及すべきではないか?
NHK会長に何を求めるか?
1 日本を代表する巨大ジャーナリズムの会長はジャーナリズム精神に燃えた人であってほしい。
・「株式会社」の経営ではなく、報道文化の組織の長としての自覚を持て。
2 NHK の生命線「放送の自主自律を堅持する」(新放送ガイドライン)を率先して実行する人でなければならない。
・政治を監視するジャーナリズムのトップは政治家に 跪(ひざまず)かないでほしい。
3 「ETV2001 番組改変」事件を真に解決する人であってほしい。
・「番組改変」後、従軍慰安婦問題が NHK の放送から消えて10年。福地会長も「解決」せずに辞めてしまった。いつまでも放送しないで済ますわけにはいかない。まずは「検証番組」を実現する決断力を望む。
4 NHK会長は、視聴者の声が聴ける人でなくてはならない。
・会長選びに公募・推薦制を取り入れよ。
・「会長候補」に所信表明をさせよ。
・受信料を払っている我々にも「権利」をあたえよ。
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