<署名のお願い>アナログテレビ放送の一斉打ち切りを見直し、「段階的停波」を求めます
総務省・NHKがアナログ放送からデジタル放送への一斉切り替えを予定している7月24日まであと5カ月を切りました。
NHKは関東地方など大都市圏を中心にVHFアンテナでアナログ放送を受信している戸建て世帯約500万のうち約80万世帯が地デジ化未了と推計し、3月7日からUHFアンテナの有無などを調査するための電話ローラー作戦を行うとのことです。
これから調査をして果たしてどれくらいが未対応と判明するのか、未対応の世帯をどうやって7月24日までに対応完了にこぎつけるのか、目途は立っていないのが実情と思われます。(新聞報道はこちら)
それどころか、今までのテレビ出荷台数にもとづいて、ジャーナリストらが見積もったところでは、今のまま7月にアナログ放送を停止すると、百万単位の国民がテレビを失う(テレビ難民となる)と予想されています。
また「地上アナログ放送『終了延期』プロジェクト」(発起人:岩崎貞明 ,小林潤一郎, 坂本衛, 清水英夫, 砂川浩慶, なだいなだ, 原 寿雄:各氏)は3月4日記者会見で「地デジ難民のゼロ化」と「停波は地域ごとに段階的に行う」ことを求めました。(報道はこちら)
地デジ難民ゼロ化を求める会見(YouTube動画配信)
こうした情況の中で「開かれたNHKをめざす全国連絡会」(当会・視聴者コミュニティも参加)は先日の世話人・運営委員連絡会で、アナログ放送の一斉停止に反対し、視聴者の地デジ対応が完了したエリアからアナログ放送を順次停止することとし、それまでは放送を延長するよう、総務大臣とNHKに求める署名運動を始めることを決定、広く皆様に署名へのご協力を呼びかけさせていただくことにいたしました。
<NHK会長、総務大臣、衆・参両議院総務委員会委員,民放連会長宛申し込み書>
アナログテレビ放送の一斉打ち切りを見直し、「段階的停波」を求めます(文書A)
http://kgcomshky.cocolog-nifty.com/anaenki/anaenki1.pdf
WORD形式
さらに詳しい資料として、
アナログ放送終了の延期を求める「10の根拠」(「終了延期」PJT)が大変明快にかつ具体的資料を示して説明していますので、是非ご覧ください。ただ少々時間がかかりますので、最重点を3つ抽出すれば
1.予定通りアナログ放送を停止すると、百万単位の国民、その多くはテレビをライフライン(命綱)とする大量の社会的弱者、がテレビを失う。
2.
●この状況でアナログ放送を停止するのはNHKにとっても財政上、引き合わない。地上アナログ放送の終了が2011年7月24日より遅れた場合に余分にかかる経費は約60億円(2008年5月8日、福地会長会見録より)
●アナログ停波による契約者減でNHKは91~666億円の受信料を失う(東京新聞)
つまり、アナログ停波を延期して、アナログとデジタル双方を並行放送する方が財政的にも得策である。
3.デジタル放送とアナログ放送を並行して実施する(いわゆるサイマル放送の一種)ことは技術的に全く問題はない。実際、政府は助成金を出してまでCATVで受信する集合住宅などのデジタル化を支援する一方で、各地のCATVは2011年7月以降もアナログ放送を視聴できる措置を講じている。ーーということになろうかと思います。
署名の方法ですが、いずれにしても
1.文書A(アナログ停波延期と「段階的停波」)に賛同し署名する意志
2.お名前
3.ご住所
の3つが明確になれば有効署名として集計できます。
① 署名用メールフォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=638971)にお名前、ご住所を記入しクリック
②文書Aをダウンロード、記入しメール添付して ykangeki8-anaenki@yahoo.co.jp におくる。
③文書Aをダウンロード、記入しFAX、郵送で送る。
・FAXは 059-222-3165へ
・郵送は〒134-0083 江戸川中葛西五郵便局局留 視聴者コミュニティ 渡邉 力 宛に
皆様の友人、知人に呼びかけ、声を大にしてアナログ「停波」見直しを要求しましょう。
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