NHK:福地会長、続投せず…「全力出しつくした」
来年1月24日に任期満了を迎える福地茂雄NHK会長(76)は、9日までに、毎日新聞の取材に対し「再任はありえない。本人に意思がないから絶対にない」と語り、続投しないことを明らかにした。04年以降の一連のNHK不祥事を受けて20年ぶりに外部から起用された福地会長は、1期3年での退任が確実になった。
福地会長は理由について「任期満了だから。全力投球してきたからもうエネルギーは残っていない。出しつくしました」と語った。さらに「後任を探す必要がある。はっきりと(退任の)意思表示をしたい」と述べた。
会長人事の決定権を持つ経営委の小丸成洋委員長が先週、福地会長から続投の意思がないことを確認。しかし7日の委員会で、全会一致の形で続投要請しようとの声が上がり、8日に改めて続投を要請した。これに対して福地会長は再度固辞した。
福地会長はこれまでも続投に消極的な発言を繰り返してきたが、後任の人選が難航していることもあり、小丸委員長らを中心に、実績ある福地会長の続投に期待が高まっていた。
福地会長は08年1月、アサヒビール相談役から、インサイダー取引事件で引責辞任した橋本元一前会長の後任として就任し、信頼回復に努めた。今年7月には日本相撲協会の野球賭博問題で大相撲名古屋場所の生中継中止を決め、話題を呼んだ。【長沢晴美】毎日新聞 2010年12月10日 2時35分
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