今後のICT分野における国民の権利保障等の在り方を考えるフォーラム(第10回会合)
配付資料(PDF)
- 議事次第
- フォーラムにおける議論の整理(案)
- 放送倫理・番組向上機構 説明資料
- 放送倫理・番組向上機構 補足資料
- 日本放送協会 説明資料
- 日本民間放送連盟 説明資料
- 参考資料
- 第9回会合議事録
- 座席表
会合生中継
──────────────────────────────────────
日本版FCCという、独立機関をつくるという、09年総選挙前の民主党の構想は、どうやら雲散霧消したらしい。次回、最後の会議。何も決められずに、このフォーラムは閉じられる、という。
http://twitter.com/iwakamiyasumi
総務省のICTフォーラム、始まりました。初めて出席する片山総務相、挨拶。
座長の濱田純一東京大学総長から。今日の議題のひとつは、これまでの議論の整理。
濱田座長が、要点をいくつか列挙。
次の議題に。BPOの幹部から、同機構についての説明。201社が加盟し、人権擁護、第三者の立場から勧告などを行う。放送倫理の高揚につとめる。
BPOの話は眠かったが、NHKの話には目がさめる。ネットの浸透による情報環境を歓迎しつつ、個別化、孤立化するYouをWeに、と、マスレベルで国民を情報について統合する欲望を露わに語る。
NHKが作り出し、押しつける単一のWeが、支配的になることを望まない、と、心の中で一人反発していると、タイミングよく郷原さんが発言。「これまでのフォーラムの議論の積み重ねを踏まえず、BPOらのPRを語っている。これでは議論がかみ合わない」と。同意。
民放連。尖閣のビデオ流出問題。あれが個人の人権を損ねるものだったら。また、大阪地検の証拠改竄事件のスクープとプロのジャーナリストが簡単にリストラされてゆく現状など。警鐘を鳴らす。
要するに、これ以上、民放連としては、規制を望まない。2007年の放送法改正には反対した。その代わり、BPOによって、自主規制努力をしている、という主張。
これまでの議論の積み重ねを踏まえず、具体的な話がない、と郷原さんから批判。放送倫理・番組向上機構の役員が反論。
問題が生じてから、調査チームの立ち上げまで、迅速化された。日本テレビの「バンキシャ」の虚偽放送の事案の場合は、BPOが調査するより、日本テレビが自ら立ち上げた、と役員。
郷原さん、バンキシャは適切な例ではない。すでに刑事事件化したもの。事件化未満の事案について、どうするかが、大事なのではないか。
郷原氏と服部立教大学教授の議論。楠氏が、BPOを監視する機関がいるのでは、と。
BPOから、人権委員会は、以前より、迅速に対処するようになっていると、弁明。
BPOの手からこぼれる案件を、やわらかな連携のできる後方支援のできるグループができないかと、五代氏。しかし、民放連の役員、一蹴。総じて、テレビサイドの頑なさが際立つ。
フォーラムの議論が、毎回、BPOの問題にばかり、議論が集中しがち。近未来の課題も取り上げていただきたい、と重延氏
日本版FCCという、独立機関をつくるという、09年総選挙前の民主党の構想は、どうやら雲散霧消したらしい。次回、最後の会議。何も決められずに、このフォーラムは閉じられる、という。
| 固定リンク
「独立放送委員会構想」カテゴリの記事
- 11月21日 第4次集約をNHKに提出しました。「次期NHK会長選考にあたり、籾井現会長の再任に絶対反対し、 推薦・公募制の採用を求めます」 署名活動(2016.11.22)
- 総理大臣宛の要望書を本日内閣府に手交してきましたのでご報告いたします。(2016.10.07)
- NHK会長に安西・前慶応塾長 2代連続で外部出身へ(2010.12.29)
- NHK:会長後任人事、外部3候補に絞る 来月12日決定へ(2010.12.23)
- NHK経営委員に辞令を交付(2010.12.21)
コメント