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2010年9月 6日 (月)

インタビュー:多様化するメディア社会での公共放送とは 日放労委員長 山越淳さん

平和フォーラム【インタビュー・シリーズ その49】

──放送の世界に入るきっかけを教えてください。
 中学生の頃からドラマや映画に興味を持つようになりました。特に、ドラマでは当時NHKで放送していた「男たちの旅路」(76年~82年・山田太一脚本)や、佐々木昭一郎さんの映像美(四季・ユートピアノ、川3部作など)に魅せられました。大学では、全く違う学部に入りましたが、自主映画づくりに夢中でした。親はかなり嘆いていましたが...(笑)。卒業後も映像表現をしたいと思い、映画の世界も考えたのですが、あまり採用が無くて、そんな時に小さい頃から影響を受けていたNHKが選択肢に浮かび、幸いにも入局することができました。

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 NHKでは主にドラマのディレクターをやっていました。制作現場での最後の頃に携わった作品としては、92年の朝の連続テレビ小説の「おんなは度胸」があります。温泉旅館を盛り立てていく嫁と義理の娘の話で、泉ピン子さんや桜井幸子さんが出て、90年代以降ではかなり高い視聴率(平均視聴率38.5%)を取っていました。その後、労働組合の専従をするようになって、現場を離れて15年になります。もう、現場では戻ってきて欲しくないようですがね(笑)。 つづきをよむ

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