◇不適切取材をBPOが批判~TBSに意見書
2010年04月16日 Daily JCJ マスコミ気象台
TBS系のテレビ番組「報道特集NEXT」などで制作協力した制作会社の記者が取材対象者の郵便物の内容を勝手に見るなどした問題で、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は2日、制作会社との意思疎通が不十分だったと批判する意見書をTBSに出した。
意見書はTBSについて、郵便物を抜き取る違法校を把握できないまま放送した責任は免れないと指摘。記者が取材対象の車に発信器をとりつけて追跡したことも、今回は発信器が必要不可欠である事情はなく、放送倫理に違反すると結論づけた。
ただ、取材活動の可能性を狭める恐れがあることから、発信器の使用を否定することは避けた。(「朝日」4月3日付ほか)
◇NHK、女性の胸など写るアニメ映像を修正
NHKは2日、「みんなのうた」で放送し、DVDとビデオで販売したアニメ映像の一部にファミリー向けにふさわしくない表現があったとして、映像を修正した上で購入者に送ると発表した。
修正するのは、1981年に制作され、2009年までたびたび放送された「コンピューターおばあちゃん」の映像。外部のアニメーターが制作し、女性の胸や尻などの写真計3カットが0.1秒ずつ使われていた。
映像修正について、NHKは「現在の視聴環境などを考え、よりふさわしい表現をとるべきだと考えた」としている。(「東京」4月3日付ほか)
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