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2010年2月25日 (木)

共同制作4作目、成果着々 独立U局連携『魅力ある独自コンテンツを』

 テレビのキー局に属さない独立U局がオリジナル番組を強化しようと、制作会社などと共同制作したドラマ「ねこタクシー」が、現在放送中だ。ドラマ放送後の今夏には、映画が全国公開される予定で、ドラマと映画の連動は今回が第四弾。すべての企画、脚本を手掛けた生みの親に聞いた。  (高橋知子)

 tvkを幹事社とする独立U局六社(ほかにテレ玉、チバテレ、三重テレビ、KBS京 都、サンテレビ)が、映像制作・供給会社のAMGエンタテインメントなどと手を組み、製作委員会方式でドラマと映画・DVD制作を始めたのは二〇〇六年。 独自制作コンテンツ強化のため、数社で資金を出し合い、魅力あるより良い番組を作ろうという試みだった。
 初回作は、犬の心の声が聞こえる青年を主人公にした「イヌゴエ 幸せの肉球」。オリジナルのテレビドラマ版を放送後、映画版を製作して上映した。
  その連動企画が成功して、二作目「ネコナデ」、三作目「幼獣マメシバ」と、年々興行収入は増加。今年からはキー局の系列を超えて札幌テレビ(日本テレビ 系)、TVQ九州放送(テレビ東京系)が製作委員会に参加。四作目となる「ねこタクシー」は現在、八局で放送されている。
 そのすべての企画、脚本に携わってきたAMGエンタテインメントの永森裕二専務は「『イヌゴエ 幸せの肉球』の映画化がうまくいって、ドラマから映画という枠組みができた。幹事社のtvkさんたちと、この枠組みは広げられそうだねという話になって、今に至った」と話す。
  人間に一番身近な動物ということで、犬と猫の順番に四作続けてきたが、永森さん自身は動物ものの作品は「腑(ふ)に落ちない」点が多く、好きになれなかっ たという。「動物がファンシーグッズのように扱われたり、主人公の危機を察して犬や猫が助けに行くという場面を見ると、リアリティーに欠けると思った」
 それを踏まえ、自身が手掛けた作品はリアリティー重視で、ごく日常の風景の中で淡々と人間と動物との関係を描いた。近年には珍しく、ほんわかと緩いタッチで展開する一連の作品は口コミで評判が広がり、じわじわとファン層を広げている
2010年2月25日 朝刊(tokyo) 
今回の「ねこタクシー」は、人付き合いが苦手なタクシー運転手が主人公。″キレキャラ″ のカンニング竹山が、オドオドしながらぎこちなく客に接する運転手・間瀬垣勤に扮する。
 稼ぎが少なく、妻(鶴田真由)には期待されず、娘(山下リオ)に もバカにされ、家では居場所のない間瀬垣は、仕事の合間にいつも暇をつぶす公園で、ある日「御子神」と書かれた首輪をつけた三毛猫に出合つ。ふてぶてしい 風貌ながら人懐こい猫。その魅力に心奪われた間瀬垣は猫をタクシーに乗せて営業することを思いつく。
「ねこタクシー」というタイトルも珍妙だが、物語の発 想は一体どこから来ているのか? 「ホスト猫がいて一期一会の出会いを楽しむ『ねこカフェ』がはやっているのを見て、ねこタクシーもありかなと。タクシー に乗ると、猫がお出迎えっていうのも面白いと思った」と永森さん。
 猫の存在に触発された間瀬垣は、自分を変えようと努力し始める。四作に共通しているの は、犬や猫が主人公の成長のために背中を押すこと。
「今の世の中、頑張らなくてもいいって雰囲気じゃないですか。本当はできるのに『頑張らなくていい』っ て言葉に甘えてる」。そんな風潮に疑問を投げかけながら「自分も頑張るけど、みんなも頑張ろうねって。そういうメッセージが伝わればうれしいです」
◇「ねこタクシー」は関東地区では、tvk(金曜午後9時)、チバテレ (金曜午後9時半)、テレ玉(火曜午排日蒔半)で放送中。「みんなも頑張れ」メッセージ 「ねこタクシー」今夏映画公開
ねこタクシーyoutube
ねこタクシーHP

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