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2009年11月10日 (火)

「サンデープロジェクト」労働者派遣報道問題なし

< 2009年11月9日 23:24 >日テレ24
「テレビ朝日」の番組「サンデープロジェクト」の労働者派遣法制定をめぐる報道で、取材を受けた元労働次官と経済学者が「派遣切りなどの雇用不安を生み出 した犯人だと攻撃され、名誉を侵害された」と放送倫理・番組向上機構(BPO)に申し立てていた問題で、BPO放送人権委員会は9日、「インタビュー証言 の編集などに配慮が必要だった」としながらも、「放送倫理上、問題はない」との見解を発表した。
「派遣法・登録型導入報道」事案で、テレビ朝日・朝日放送に「構成・表現に関し配慮を求む」見解
BPO発表

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 放送倫理・番組向上機構(BPO)の人権委員会は、労働者派遣法の「登録型派遣」につ いて放送したテレビ朝日の番組「サンデープロジェクト」に名誉を棄損されたとする元労働事務次官らの申し立てを審議し、「表現に関して配慮すべきだった点 はあるが、名誉棄損はなく放送倫理上の問題もない」とする見解を9日、次官側に伝えた。
 番組は2月に放送。85年の同法成立時に登録型派遣が「ひっそりと盛り込まれた」などと指摘した。この推進役として名指しされた当時の労働事務次官と経済学者が「事実誤認に基づく恣意的(しいてき)な報道」などと申し立てた。
 見解では「放送には重要な部分で事実に反するところがない。現在の雇用不安に至る原因を探るという公共性の高い性格を有し、名誉棄損などの違法性はない」と判断。申立人らの否定的な印象を強める表現を繰り返した点などについては反省を促した。
 堀野紀(おさむ)委員長は「非常に優れた調査報道。綿密な取材で多面的な分析も加えている」と語った。2009年11月9日23時20分 asahi

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