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2009年10月

2009年10月30日 (金)

BPO「割り箸事故・医療裁判判決報道」でTBSに「勧告」

放送と人権等権利に関する委員会(放送人権委員会)は10月30日、上記事案について重大な放送倫理違反があったとして、TBSにしかるべき対応措置を取ることを勧告した。http://www.bpo.gr.jp/topics/2009/20091030.html

2008 年2月13日放送のTBS『みのもんたの朝ズバ!』は、1999年7月に起きた、当時4才の男児が割り箸を喉に刺して死亡した、いわゆる「割り箸事故」の民事裁判判決を取り上げた。その内容について、男児の治療を担当した勤務医とその家族から、事実誤認と捏造ともいえる放送により医師の名誉が毀損され家族も精神的苦痛を受けたとして、TBSに対し訂正・謝罪放送などを求めて本年2月、放送人権委員会に申立てがあった。
委員会では7ヶ月に及ぶ審理の結果、本件放送には放送倫理基本綱領の定めに反するなど重大な放送倫理違反があったと判断し、TBSに対し報道および論評においてより正確性、公平性の確保に留意するほか、十分な事前準備や打ち合わせ、情報の共有化などを図るよう勧告した

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「花神」に見る!司馬遼太郎小説の問題点

http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/06/0906j1030-00004.htm
より

「都合の悪い話には触れない」

 

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「日本版FCC」まとめ

「日本版FCC」まとめ

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「情報通信法」の今後

ICR View法制度研究グループ部長 小向 太郎

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なかなか姿が見えてこない、原口総務相の「日本版FCC」構想

(コラム) メディアの革命

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「日本版FCC」構想への提言

岩崎 貞明 (『放送レポート』編集長)

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通信・放送委員会構想に市民の声を反映させよう

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第1回テーマ 「電波オークションは導入すべきか」 慶応大SFC研究所

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原口一博総務大臣はNHKに放送要請を行うのだろうか?

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【コラム】
    メディアの革命

河内 孝(かわち たかし)

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民主党政権メディア改革案とアメリカFCCの功罪

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中村伊知哉・慶大教授が苦言、「日本版FCCは官僚の思うつぼ」

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「どんな国を目指すのか」で視聴者の意見募集中

COCCOLITH EARTH WATCH REPORTより

 


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2009年10月29日 (木)

「日本版FCC」構想への提言

「日本版FCC」構想への提言
                                                岩崎 貞明 (『放送レポート』編集長)
JCJ機関紙部ブログより  http://jcjkikansh.exblog.jp/12768066/
 民主党の原口一博総務大臣、内藤正光総務副大臣は放送行政を政府から切り離す「日本版FCC」構想を打ち出している。アメリカのFCC(連邦通信委員会)にならって、国家権力が放送に直接介入しない仕組みを作ろうということらしい。言論・表現の自由の観点から歓迎したい提案ではあるが、最低限クリアしてほしい条件をいくつか提示したい。

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2009年10月28日 (水)

FCCという呼び方はやめようと思っている

 原口一博総務大臣は2009年10月27日開催の「第57回民間放送全国大会」において,言論や放送の自由を守るための新組織である「日本版FCC」に関して,「もうこの呼び方をやめようと思っている」と述べた。

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2009年10月26日 (月)

「明治史」を考える・・・NHK「坂の上の雲」放映を契機に

調布「憲法ひろば」(東京都調布市)
日本における「一等国意識」はいかに形成されたか?
「明治史」を考える・・・NHK「坂の上の雲」放映を契機に
日時:11月14日(土)午後1時半~(11月例会)
発題:岩本努さん(『「御真影」に殉じた教師たち』の著者、「憲法ひろば」世話人)
会場:調布市市民プラザ・あくろす2階「会議室」(京王線国領駅北口)
参加費:300円 
主催:調布「憲法ひろば」
連絡先:E-mail:choufu9jou@yahoo.co.jp Fax:042-483-1566
Webサイト http://www.geocities.jp/chofu9jou/index.html
──────────────────────────────────
『戦後秩序を作った『政治家』昭和天皇の知られざる実像に迫る』
■2009年10月31日(土)18:30~21:00
■新宿リサイクル活動センター東京都
新宿区高田馬場4-10-17(高田馬場駅3分)
■参加費:会員・学生1000円、ビジター1500円、ワーキングプア(自己申告)1000円
■豊下楢彦さん(関西学院大学教員)
http://apc.cup.com/ アジア記者クラブ10月定例会

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2009年10月25日 (日)

「開かれたNHKをめざす全国連絡会」放送行政の独立機関化について提言を提出

「開かれたNHKをめざす全国連絡会」(視聴者コミュニティも参加)は10月23Kaiken1_2 日、代表者が内藤正光総務副大臣と面会し、「『日本版FCC』でない独立放送委員会を」と題する5項目の提言をまとめ内藤総務副大臣に提出しました。(全文はこちら)
午後からの記者会見(写真)では
松田世話人から提言の趣旨説明、岩崎世話人から内藤正光総務副大臣との会談の模様の報告、醍醐世話人から補足説明がそれぞれありました。
その後記者からは、①内藤副大臣との面談内容について更に詳しい説明の要請、②国の規制に関して、③連絡会の今後の取り組みについて、等々の質問がありました。

内藤副大臣との懇談の内容は岩崎氏(放送レポート編集長)から報告されました。

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NHK従軍慰安婦番組、改変前の映像を初めて公開

 従軍慰安婦を取り上げたNHKの番組改変問題をテーマにしたシンポジウムが24日、東京都練馬区の武蔵大で開かれ、改変前の映像が初めて公開された。
(asahi 2009年10月24日22時27分)

 会場で流されたのは、教育テレビで放送された01年1月30日より6日前にあったNHK教養番組部長への2度目の試写版。NHK幹部が政治家に会ったあとカットされた慰安婦や加害兵士の証言が含まれ、放送された40分の番組より約9分長くなっている。関係者が保存していたといい、一部は音声も入っていた。

 シンポでは、当時NHKの職員で番組のチーフプロデューサーを務めた永田浩三武蔵大教授が「なぜ番組が変わったのか、素材もあるのだからNHKは検証番組を作って答えないといけない」と述べた。番組の担当デスクだったジャーナリスト長井暁さんは「権力からの介入を監視するという独立行政委員会の構想はいいと思うが、NHKも介入をはねのける制度を設計しないといけない」と述べた。

関連1
ETV2001改変事件-残された課題--武蔵大シンポジウムレポート
関連2

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2009年10月23日 (金)

NHKが制作・放映しようとしている「坂の上の雲」に対する声明

http://www.kyodo-center.jp/saishin/saishin.htm
日本機関紙協会埼玉県本部のホームページ
http://www.kikanshi-nw.or.jp/
09.10.22【埼玉県】
日本機関紙協会埼玉県本部
_______________________

 NHKは、例年通りならば年末まで放送するはずの大河ドラマを、2009年は11月22日で終了させ、11月29日か ら毎週日曜夜、90分枠で5回にわたって、スペシャルドラマと銘打って「坂の上の雲」(第1部)を放映し、その後も第2部(全4回)を2010年秋に、第 3部(全4回)を2011年秋に放送しようとしています。

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2009年10月17日 (土)

NHKドラマ『坂の上の雲』への公開質問状/『坂の上の雲記念館』の問題を考える会

薔薇、または陽だまりの猫
http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/4cb95533121e65a13a2a3f6d7a0c876a  より転載

11月29日から放送予定のNHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』の放送を前に、NHKは大キャンペーンを行っています。しかし、原作には史実に反する記述など重大な問題があり「えひめ教科書裁判を支える会」と「『坂の上の雲記念館』の問題を考える会」の2市民団体が10月14日、ドラマ化にあたっての対応を問う福地茂雄NHK会長あての「公開質問状」を松山市堀之内の松山放送局に提出しました。
 長文ですが、「公開質問状」ですので、インターネットを通じて、問題点を広く知っていただくために、みなさんに公開します。
 なお、「えひめ教科書裁判を支える会」では、『坂の上の雲』批判の詳しいブックレットを現在、製作中です。放送開始に合わせて、販売する計画です。その際には再度お知らせしますので、ぜひお買い求めいただき、『坂の上の雲』を反面教材にして真実の「歴史認識」を共有していただきたいと願っています。
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日本放送協会 会長 福地茂雄 様
             公 開 質 問 状
 貴局は、司馬遼太郎の作品『坂の上の雲』をドラマ化して、この11月末より放映する予定としていますが、この作品は、歴史的事実に全く反する記述や朝鮮・中国への蔑視的記述をはじめ、非常に重大な問題点が数多くあります。
 この作品での、日清・日露戦争を含む「明治期日本」への認識・評価は、右翼・国家主義者らの「新しい歴史教科書をつくる会」等のそれと、ほとんど似通っています。また「つくる会教科書」には『坂の上の雲』の中の記述をベースにしたものと見てほぼ間違いのないような記述もあります。
 もし、貴局が、これら<歴史的事実>に反すること等の検証をすることなく、原作に忠実にこのドラマをつくっているとしたら、公共放送によって、多くの事実に反することや差別的見方が流されることとなり、多くの視聴者への影響を考えると、看過できるものではありません。
 これは歴史小説だからと言って逃れられることではありません。日清・日露戦争の定義・性格はじめ、司馬自身が、ときに歴史学の学説を批判しながら、到るところで自らの歴史認識を示している、そのようなところでの、歴史的事実に反する記述の問題なのです。登場人物の会話等、想像力を働かせたであろう細部の描写のことを、私たちは問題にしているのではありません。また、司馬自身、以下のように述べています。
 「この作品は、小説であるかどうか、じつに疑わしい。ひとつは事実に拘束されることが百パーセントにちかいからであり、いまひとつは、この作品の書き手――私の事だ――はどうにも小説にならない主題をえらんでしまっている。」(文春文庫新装版、第8巻、330頁)
 「『坂の上の雲』と言う作品は、ぼう大な事実関係の累積のなかで書かねばならないため、ずいぶん疲れた。本来からいえば、事実というのは、作家にとってその真実に到着するための刺戟剤であるにすぎないのだが、しかし『坂の上の雲』にかぎってはそうではなく、事実関係に誤りがあってはどうにもならず、それだけに、ときに泥沼に足をとられてしまったような苦しみを覚えた。」(同第8巻、369頁)
 つまりこの小説は、書き手にとっても、読み手にとっても、そこに書かれていることを、日清戦争や日露戦争に関する歴史的事実と見なす構造になっているのです。
 ですから、貴局は、この作品をドラマ化して放映するにあたっては、そこに書かれていることがほんとうに事実なのかどうか、司馬の、日清戦争や日露戦争に対する認識は間違っていないのかどうか、それらを検証する義務があります。
 つきましては、以下に列挙する『坂の上の雲』の重大な問題点について、貴局はどのような認識をし、また、ドラマの制作上において、どのような対応をされて来ているのかお答えください。

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2009年10月12日 (月)

ニューズレター第14号を発行しました。

ニューズレター第14号を発行しました。14com_4

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(印刷する場合はこちらから)
1-2頁 3,4,5頁 6,7,8頁

PDF一括ダウンロード(1.48MB)

または こちらで

画像で見る場合はこちらで ↓↓
1頁 2頁 3頁 4頁 5頁 6頁 7頁 8頁

ニューズレタNo14 目次
1,2頁:NHK番組改変事件~何が残された問題か~レポート
3頁 : 長井暁さん神戸講演「NHKと政治」
4,5頁:BPOが「ETV2001」で「質の審議は本来の任務」と指摘
6頁 :『WILL』9月号の悪質な捏造による中傷に抗議
7頁 :「海軍400時間証言」を視て考えたこと 醍醐聡
8頁 :「坂の上の雲」と司馬遼太郎 馬場和夫

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2009年10月 9日 (金)

NHK番組改変事件 ~何が残された問題か~(9/26)レポート

本レポートはニューズレター第14号のトップ記事にしました。
放送を語る会20周年記念のつどい「NHK番組改変事件 ~何が残された問題か~」(9/26)は当事者、関係者オールスター総出演、満員御礼、立ち見続出 "NHKもChange!" の熱気につつまれた盛会となりました。「視聴者コミュニティ」からも多数の参加があり、「NHKを政治家と官僚から市民の手にとりもどすこと」を確認しあいました。
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番組改変問題に関わった重要人物がパネリストとして勢揃いした画期的つどいとなりました。NHK裁判の原告側の当事者とNHK側の当事者とが同席して「真相解明」を行うなどかつては想像もつかない光景でした。壇上には、バウネット・ジャパン共同代表の西野留美子さんと永田浩三ディレクター、長井暁デスク、そしてジャーナリズムの現状に警鐘をならし、その再生をリードする重鎮、原寿雄さんが並んだのです。戸崎賢二さん(第2部は野中章弘さん)の名司会で「2001年の番組改変時」の重要な局面について一つひとつお二人がとった行動、そのときの心中が吐露されました。長井さんが東京高裁での証言で、「・・・もしここで本当のことを言わなかったら,一生私は後悔して生きることになるなというふうに思いました。・・」と述べられ、永田さんも「1月29日改ざんをやった後タクシーの中で泣きながら家路についた」と証言されましたが今回あらためてそれを吐露されました。参加者は水を打ったようにそれに聞き入りました。 湯山哲守(共同代表)
レポート詳細はこちらから
いくつかの発言を紹介します。
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NHKは「政治的配慮で番組改変を行った事実はない」という公式見解に固執しています。これに対し
永田氏:総局長から「調べれば政治家の介入があったという結論しかないじゃないか」といわれた。だれもそう思っているが一度きめた「そんな事実はない」という見解を変えられない官僚体質。
長井氏:「外務省密約」とおなじ。「そんな事してどうやって予算とうすの」といわれた。 先日総局長の会見後、横にいた名乗らない人が「今の総局長の見解はNHKの公式見解ではない。」と発言した。(こういう官僚群が変えさせない)
新聞記者もダンマリだ。Img_4920_21_2

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2009年10月 5日 (月)

イベント情報 : シンポジウム ETV2001改変事件・残された課題~番組の当事者と考えるTVジャーナリズムの現在~

9/26に成功裡に開催された
「放送を語る会20周年記念のつどいNHK番組改変事件~何が残された問題か~」 
につづいて、当事者の永田・長井両氏がパネリストとして出席されます。
9/26日ではあまり時間のとれなかった、政治介入以前のプロセスのお話があるそうです。2009年10月24日(土)武蔵大学8号館
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