NHK次期会長選出に際しての申し入れ(2007/11/26)

NHK経営委員会 委員各位                    2007年11月26日                                          NHK次期会長選出に際しての申し入れ

 経営委員各位におかれましては、公共放送の経営と放送番組の向上のために、日夜ご精励のことと拝察いたします。

 さて、一連の不祥事などに端を発したNHKの経営危機を克服すべく、NHKの新生と改革、視聴者第一主義を掲げて会長に就任した橋本元一現会長の任期が、来年1月末に切れます。
 私たちは、公共放送NHKが国民的な世論形成と、放送の文化的役割を果たすうえで極めて重要な責任を負っていることを思うとき、次期会長の選出のあり方に重大な関心を寄せざるを得ません。

 わが国ではこれまで会長の人事は、政府の意向や一部関係者の間で水面下で進められ、受信料でNHKを支える主権者としての視聴者・市民には、会長選出の経過すら知らされて来ませんでした。
 公共放送の会長選出については、英国や韓国などの先進国で、会長の公募制や推薦制が実施され、新聞紙上などで活発な論議が交わされており、日本でも、現行放送法の枠内で、経営委員会の裁量で公募制を採用し、民意を代表する優れた人材を選ぶ道は開かれていると、私たちは考えます。

 私たちは、NHK次期会長の選出に当たっては、会長の任命権を持つ貴経営委員会が、何にもまして視聴者・市民の意向を尊重しつつ、会長候補の公募制に踏み切り、広い視野から公共放送の責任者としてふさわしい適格者を選ぶ努力をされるよう、次のように申し入れます。

                                          申し入れ
   
一、会長の選出基準については、ジャーナリズムと放送の文化的役割についての高い見識を持ち、言論・報道機関の責任者として、放送の自主・自立の姿勢を貫ける人物であるかどうかを判断の柱にすえること。

二、会長選出の審議経過の議事録を公開し、説明責任を果たすこと。

三、経営委員会が公募した会長候補の中から会長を任命する公募制を採用すること。                                                                                                                                     以 上
賛同者
桂 敬一(元立正大学教授)
松田 浩(元立命館大学教授)
服部孝章(立教大学教授)
田島泰彦(上智大学教授)
林 香里(東京大学準教授)
野中章弘(アジア・プレスネットワーク代表)

賛同団体
日本ジャーナリスト会議
放送を語る会
東北NHK問題ネット
NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ
NHK問題を考える会(兵庫)